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気温の低下とともに肌の乾燥がどんどんひどくなっていく、とお悩みの人は多いのではないでしょうか。

一般的に、肌の乾燥が気になる人は"与えるケア"に走りがち。しかし、保湿力のあるコスメを投入したり、室内の加湿を心がけたりするだけでは乾燥が改善されない可能性があります。というのも、あなたが日頃何気なくしている生活習慣が乾燥の原因となっていることがあるからです。そのため、与えるケアに走る前に、まずは自分の生活習慣を見直して乾燥を招いている原因を取り除く必要があります。

そこで今回は、日頃やりがちな乾燥を招くNG習慣をご紹介したいと思います。

乾燥を招くNG習慣6つ

(1)洗浄力の高い洗顔料やクレンジングを使用する

乾燥が気になった時に真っ先に見直したいのが、洗顔やクレンジング。というのも汚れやメイクを落とす時、肌に必要な潤いまでも落としてしまっている可能性があるからです。

私たち日本人は清潔好きで洗顔やクレンジングの際にはスッキリとした感触を好む傾向にありますが、洗浄力の高い洗顔料やクレンジング剤を日常的に使用するのはNG。肌の乾燥を促進させることに繋がります。そのため乾燥が気になる際は、朝の洗顔をぬるま湯ですすぐだけにしたり、蒸しタオルで優しく拭うようにしたり、保湿力が高くマイルドな使用感になるミルク系やクリーム系のクレンジング剤に切り替えたりしましょう。

(2)熱いお湯ですすぐ

顔を洗ってすすぐ際の温度にも注意する必要があります。気温が低いと給湯温度を高めに設定しがちですが、そのままの温度ですすいでは肌に必要な皮脂までも洗い落として肌の乾燥を招くことに。顔をすすぐ際には給湯温度を35〜37度(体温と変わらない温度)に設定するのがおすすめです。

(3)油分を避けたスキンケア

べたつく使用感のコスメが苦手という人は案外多いもの。そういった人は乳液やクリームを避け、さっぱりとした使用感のジェルなどでケアを済ませているかもしれませんが、これもNG。大切なのは油分と水分のバランスなので、水分をしっかりと補ったらそれに匹敵する油分も取り入れて肌を保湿しましょう。

(4)パウダーを多用したメイク

特に日中の乾燥が気になるという人はメイクアイテムを見直すことも大切です。パウダリーファンデを使用しているという人はリキッドやクリーム、エマルジョンコンパクトタイプのファンデ、クッションファンデに切り替えましょう。フェイスパウダーは崩れやすい部分だけに使うのであればOKです。

また、アイシャドウはクリームタイプに、チークはクッションタイプやクリームタイプ、リキッドタイプなどにすると肌の乾燥を防ぐだけでなく、フィット感やツヤが増すのでおすすめです。

(5)ミストタイプの化粧水だけ使う

日中に乾燥が気になった時、メイクの上からでも吹きかけることができるミストタイプの化粧水はとても便利なアイテム。しかし、それだけを使うのは残念ながらNG。肌に吹きかけたミストの水分が蒸発する時に肌に元々あった水分までも蒸発させてしまうからです。そのためミストタイプの化粧水を使いたいなら、その後に乳液やバームなどの油分を多く含んだアイテムを重ねましょう。

(6)カフェインやアルコールを多量に飲む

冬は温かい飲み物や身体を温める作用を持つ飲み物に手が伸びるもの。そのこと自体は身体にも肌にもいいことですが、注意したいのがその中身にカフェインやアルコールが含まれていないかということ。というのも、カフェインやアルコールには利尿作用があるものが多く、せっかく取り入れた体内の水分を奪うことに繋がるからです。そのためカフェインやアルコールを多く含む飲み物はほどほどにし、それらを飲む時には同時にそれらと同量以上の水分を補給することを心がけましょう。

思い当たるものがあった人は今すぐに見直して、肌の乾燥を防止しましょう。