モーニングスターは1月31日、「ファンド オブ ザ イヤー2017」を発表した。(写真は、「ファンド オブ ザ イヤー2017」の式典で最優秀ファンド賞を受賞した運用会社10社の代表者)

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 モーニングスターは1月31日、「ファンド オブ ザ イヤー2017」を発表した。国内の追加型株式投信約5200本の中から、優れた運用成績を残したファンドを表彰するもの。今年で19回目を迎えた今回は、10部門で最優秀ファンド賞10本、優秀ファンド賞21本、合計31本のファンドを表彰した。モーニングスター代表取締役社長の朝倉智也氏は、「インデックスファンドがコストが安いということで好まれる時代になっているが、コスト控除に同カテゴリー平均を大きく上回るパフォーマンスを残す優れたアクティブファンドも存在する。世界的な量的金融緩和が終焉し、銘柄間、セクター間の相関関係が低くなってきた今こそ、アクティブファンドが見直される好機」と、同アワードをきっかけに優れたアクティブファンドに脚光が当たる意義を強調した。
 
 株式部門は、2017年に世界的な株高で、総じて運用成績が良いファンドが揃う中、国内株式では「小型グロース」が年率でプラス50%以上の運用成績となり、資金流入も活発だったことから、表彰ファンドも多くなった。国際株式は、中国、インド、欧州など新興国から先進国まで地域を問わず好調なパフォーマンスになった中、ロボットやフィンテック、環境保全など中期的な成長が期待されるテーマに特化したユニークなファンドが受賞ファンドに選ばれた。
 
 債券部門では、ハイ・イールド債券や新興国債券など利回りを追求するファンドに好調な成績のファンドが目立った。また、リート部門は、国内リートのパフォーマンスは低迷したものの、国際リートは年間プラス8.63%と堅調なパフォーマンスとなり、特にアジアのリートに優れた成績のファンドがあった。
 
 そして、オルタナティブ部門とバランス部門は、運用内容が分かりにくい、運用成績の優劣が比較しにくいという側面もあるが、個々の運用戦略を分析し、運用体制を評価することによって、中長期に優れた運用成績を残しているファンドが浮かび上がってくるという。
 
 各部門の受賞ファンドは、以下の通り。
 
 「国内株式大型部門」(対象ファンド数:623本)の最優秀ファンド賞は、三菱UFJ国際投信の「優良日本株ファンド『愛称:ちから株』」。優秀ファンド賞は、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの「損保ジャパン・グリーン・オープン『愛称:ぶなの森』」、日興アセットマネジメントの「ジャパン・ロボティクス株式ファンド(1年決算型)」。
 
 「国内株式中小型部門」(同:243本)の最優秀ファンド賞は、三井住友アセットマネジメント「三井住友・配当フォーカスオープン」。優秀ファンド賞は、フィデリティ投信「フィデリティ・日本中小型株・リサーチ・ファンド」、三井住友トラスト・アセットマネジメント「次世代ファンド『愛称:次世代』」、三菱UFJ国際投信「三菱UFJグローバルイノベーション『愛称:ニュートン』」、大和住銀投信投資顧問「ニッポン中小型株ファンド」、大和証券投資信託委託「女性活躍応援ファンド  『愛称:椿』」。
 
 「国際株式(グローバル)型部門」(同:493本)の最優秀ファンド賞は、日興アセットマネジメント「グローバル・フィンテック株式ファンド」。優秀ファンド賞は、朝日ライフ アセットマネジメント「朝日Nvestグローバルバリュー株オープン『愛称:Avest−E』」、ピクテ投信投資顧問「iTrustロボ」、シュローダー・インベストメント・マネジメント「シュローダー・アジアパシフィック・エクセレント・カンパニーズ」。
 
 「国際株式(特定地域)型部門」(同:708本)の最優秀ファンド賞は、フィデリティ投信「フィデリティ・欧州中小型株・オープン Bコース(為替ヘッジなし)」。優秀ファンド賞は、アライアンス・バーンスタイン「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし)」、三井住友アセットマネジメント「三井住友・ニュー・アジア・ファンド」。