富士通の2017年度第3四半期連結決算は増益となった

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 富士通は1月31日、都内で2017年度第3四半期(3Q、4月〜12月)決算説明会を開催した。連結業績の売上高は約2兆9263億7200万円(前年同期比99.9%)、営業利益は385億2900万円(同70.7%)、税引前利益は723億9500万円(同122.1%)、四半期利益(親会社所有者帰属)は554億3000万円(171.9%)で、増益となった。

 増益に落ち着いたのは、富士電機との株式持合い見直しに伴う273億円の売却益が要因のひとつ。また、ニフティのコンシューマ事業売却の影響やネットワークの減収はあるものの、国内サービス、デバイスが堅調に推移したことに加え、円安の影響で売り上げは減収となった。

 説明会に登壇した塚野英博代表取締役副社長/CFOは、「5Gの本格始動までは辛抱が続くだろう」と話し、「既存の事業でまだまだ利益を出せるはず。今後は、デジタルビジネス領域の成長に注力したい」とコメント。携帯端末事業をファンドへ売却した件については「IPOは5年が目安」と話した。

 富士通は、17年11月にPC事業を手がける富士通クライアントコンピューティング(FCCL)株の51%をレノボに、5%を日本政策投資銀行(DBJ)に譲渡している。携帯端末事業もポラリス・キャピタル・グループへ売却したものの「インフィニティマークやarrowsといった富士通のブランドは残す」(塚野副社長)という。