マンCが88億円で23歳DFラポルテ獲得 クラブ史上最高額にペップ「批判は分かっている」

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止まらない“移籍金バブル”、今季6選手の獲得に驚異の「総額462億円」

 プレミアリーグ首位を快走するマンチェスター・シティは現地時間30日、アスレチック・ビルバオのフランス代表DFアイメリク・ラポルテを移籍金5700万ポンド(約88億円)で獲得した。

 クラブは今季を通じて総額462億円を補強に投じているが、チームを預かるジョゼップ・グアルディオラ監督は批判も覚悟の上での獲得だったようだ。英公共放送「BBC」が報じている。

 ラポルテは今季リーガ・エスパニョーラで19試合に出場、全てスタメンに名を連ねるなど将来を嘱望される23歳のセンターバックだ。しかし、世代別代表経験は豊富なものの、現時点でフランス代表の試合出場はなく(2016年10月に招集歴あり)、その実績の選手に対して移籍金88億円の大金を払うことになる。シティでこれまで最高額だったのは、2015年のベルギー代表MFケビン・デ・ブライネに支払った5500万ポンド(約85億円)で、それを超えるクラブ史上最高額となる。

 ワールドクラスのゲームメーカーとなりつつあるデ・ブライネ以上の高評価となったラポルテだが、シティは昨夏と今冬の移籍で最終ラインと守護神を強化するために費やした金額は、2億1550万ポンド(約332億円)にも及んだ。

 シティと言えば“金満”ぶりが有名だが、名将として鳴らすペップは「批判はもちろん分かっている。でも、6選手を取るために3億ポンド(約462億円)を費やしたのだ」と中盤のポルトガル代表MFベルナルド・シルバ獲得の4300万ポンド(約66億円)なども含めて話した。それと同時に、こうも語っている。

「我々は市場の“インフレ”に気づいている」

「我々は移籍市場が“インフレ”していることに気づいているんだ。6選手を獲得するためにこれほどの金額を投じることになったら、他のクラブは一人ないし二人でそういった獲得競争を繰り広げているのだから」

 この半年間の移籍市場で動いた金額は、これまでとは別次元の額が動いている。例えばブラジル代表FWネイマール(バルセロナ→パリ・サンジェルマン)の2億2200万ユーロ(約300億円)、同代表MFフィリペ・コウチーニョ(リバプール→バルセロナ)の1億6000万ユーロ(約216億円)の移籍劇などだ。“移籍金バブル”は収まる気配がないが、プレミアリーグやUEFAチャンピオンズリーグを制覇するほどの分厚い陣容を作り上げるためには、これだけの投資が必要なのかもしれない。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images