長期間ずっとペンを握る習慣があると、中指の第一関節や親指に「ペンだこ」が出来ることがあるでしょう。ペンだこはペンの握り方や文字の書き方、日頃のケアで予防・改善することができます。この記事では、ペンだこの予防方法や対処方法についてご紹介していきます。

ペンだこができるメカニズムを知ろう

手だけに限らず、足などにも「胼胝(たこ)」はできます。たこは元から身体に備わっている防御反応のひとつで、身体に負担がかかったときに発生するものです。例えばペンだこができるとき、指に強くペンが押し付けられていますよね?このペンからの衝撃を指に与えないために、皮膚を硬くして皮膚の下にある骨を守ろうとするのがたこです。ですから、ペンだこができるときは「最もペンが押し付けられている指」に、足だこができるときは「もっとも靴の衝撃が加わっている部分」に症状が起きるのです。

ペンを強く握る、濃く文字を書く人

ペンを握って文字を書くとき、つい力んでしまって強くペンを握っていることはありませんか?ぎゅっと指にペンを握り込むと、指にペンが押し付けられてしまいます。また、濃くはっきりとした字を書く人も要注意。濃い字を書くということは、ペン先を紙に強く押し付けていることになります。そうなるとペンを握る指の力も強くなって、知らない間にペンだこができてしまいます。正しいペンの持ち方をしていれば、力強く握らなくてもペンを落とすことはありませんよ。また、「濃い字を書きたい」という人は元からインクの濃いペンを使ったり、芯の濃い鉛筆やシャープペンシルを使ったりするとペンだこの予防になります。

猫背で文字を書く人も要注意

ペンを握るとき猫背になっていると、顔が紙に近づいて前に体重が傾きます。傾いた頭の重さを支えようとして手に力が入るため、自然とペンを握る力も強くなり、ペンだこができやすくなってしまうのです。文字を書くときはペンの握り方と一緒に、正しい姿勢で字を書くことを意識しましょう。背筋のピンと伸びた姿勢で字を書いていれば、手に体重がかからないためペンを強く握ることもなくなりますよ。

ペンだこができたら角質ケアを

ペンだこになって硬くなった皮膚は「角質」です。もしも指にペンだこができたら、ぬるま湯に浸けて角質をふやかし、軽石やハンドタオルを使って優しくこすり落としてください。爪切りなどで削るのは怪我をする危険性があるためおすすめできません。角質を落としたらハンドクリームなどでしっかり保湿をし、ターンオーバーを促してください。たこ用の市販薬を使用してもOKです。ペンだこができるということは、無駄に力が入っていたり猫背になっているサインである可能性が高く、それは慢性疲労や肩こり、首こりの原因にもなります。適切な筆圧で文字を書くようにするだけでも疲労感が軽減する可能性が高いですよ。またPCのキーボードを打つ時のタイピングの音も大きい人は同じ傾向にありますので注意が必要です。


writer:さじや