正午のドルは108円後半、日銀オペ増額で神風吹かず

写真拡大

[東京 31日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、若干ドル高/円安の108.91/93。

日銀が午前10時10分に通告した中期・超長期対象の国債買い入れオペ4本のうち、「残存3年超5年以下」の金額が3300億円と前回から300億円上積みされると、国債価格が上昇し、ドル/円も一時午前の高値109.09円まで上値を伸ばした。

しかし、こうした買いは海外投機筋主導で、109円台では本邦勢による追随買いもみられなかったため、ドルは間もなく109円を割り込み、オペ増額の神風は吹かなかった。

109.20円にはテクニカルなレジスタンスがあるという。

オペ増額を受けて「バタバタしていたのはファンド勢だけ。ただ、このところ輸入企業の一部が長期予約をとっていて、きょうもそうしたフローが出ていた」(外為分析会社)という。輸入企業によるドル買いもあり、108円半ばは堅いとみられている。

注目されたトランプ米大統領の一般教書演説では、少なくとも1.5兆ドルの新たなインフラ投資法案の策定を望むことや、インフラ計画承認プロセスを、1―2年に短縮すべきなどの内容がこれまでのところ伝わっているが、ドル相場の反応は限定的。

一般教書演説の原稿の抜粋の一部は朝方に伝わっていた。

それによると、トランプ氏は、インフラ計画で共和・民主両党の協力を要請するほか、過激派組織「イスラム国」との戦いで多くの作業がまだ残されているとの認識を示す。

また、両党との協力に前向きな姿勢を示す。