食べ過ぎる方や肥満の人に脂肪肝が多いことがわかっています。では痩せている人に脂肪肝は無縁なのかというと、それは違うのです。痩せていても脂肪肝と診断される方はいて、特にダイエットで大きな減量に成功した人ほどその傾向が見られます。痩せている人の脂肪肝リスクについて紹介しましょう。

余剰エネルギーが脂肪肝となる

肝臓は毒素排出だけでなく、余剰エネルギーの貯蔵の役割も果たしている臓器として知られています。わたしたちが食事から摂取するエネルギーの余剰分は脂肪として肝臓に蓄積されます。これが、食べ過ぎる方や肥満の方に脂肪肝が多い原因となっているわけです。これならむしろ、食事制限を行い痩せている人が脂肪肝となる可能性なんてどこにもないじゃないかと思われるかもしれませんが、痩せている人も脂肪肝になるリスクがあるのです。

急激なダイエットが脂肪肝を生む

痩せやすい体質の方を除いて、痩せている人というのは体型維持のため、それなりのダイエットを実践しているもの。中には非常にストイックな食事制限を行っている方もいるのではないでしょうか。運動にせよ、食事制限にせよ、急激なダイエットを行った結果、痩せたという方ほど、脂肪肝となるリスクが高まってしまいます。というのも、わたしたちの身体は当人の意思とは関係なく、急激に体重が減少することによって身体が飢餓状態だと認識し、全身の筋肉や脂肪細胞を分解しようと機能するのですが、この際筋肉量の低下に伴い身体の代謝機能も低下し、食事から取り込まれるエネルギーが消費されることなく、肝臓に脂肪として蓄積されやすくなってしまうのです。そのため急激なダイエットを繰り返し、体重の増減を繰り返している人は特に注意が必要なのです。

脂肪肝とならないためには

急激なダイエットが脂肪肝を生むわけですが、ゆるやかなペースでダイエットを行えば、脂肪肝となるリスクを大きく低減させることができます。身体のリバウンドの仕組みでも同じことが言えるのですが、身体はゆっくりと体重を減少させていくことで、エネルギーの少ない環境に上手く順応させることができます。つまり大して代謝機能を衰えさせることなく、肝臓に脂肪を蓄積させることなく減量が可能になるということ。脂肪肝は糖尿病や肝硬変、肝臓がんの原因となるので、急激なダイエットは避け、脂肪肝を未然に防ぐよう心がけた方が良さそうです。


writer:サプリ編集部