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時は平成、気付くと世の中にはバレンタインデーなる恐ろしき慣習がはびこっていた。女性からチョコレートをいただく頻度が皆既日食と同じぐらい少ない筆者にとって、この時期の楽しみは「バレンタインジャンボ宝くじ」の一点張り。今年もバッチリ散財すべく宝くじ売り場へダッシュしてきた。

○宝くじ持参でジャンボチョコ餃子が300円引き⁉︎

「宝くじが当たれば全部まかなえるから大丈夫!」という鈍りまくりの判断力をもってして飲みに来たのは、新宿駅西口のオアシス・思い出横丁。ここに店舗を構える「餃子の安亭(アンテイ) 新宿思い出横丁店」では、なんとその宝くじが確実に300円へ化けるという。

バレンタインジャンボ宝くじの発売日と同じ1月31日〜2月14日の期間、同店では「バレンタインジャンボチョコ餃子」(税込633円)なるものを数量限定で発売するとのこと。しかもなんと、バレンタインジャンボ宝くじを持参した人は、定価の300円引きとなる税込333円で同商品をオーダーできるのだ。ちなみに税込333円という金額は、バレンタインジャンボ宝くじの当選金が1等・前後賞を合わせて3億円というところから来ているそう。“宝くじが当たったら買いたいものリスト”を書き出す筆も進む。

30年来の宝くじファンである店主が腕を振るう同店は、赤提灯の連なるThe居酒屋な風体。バレンタインデーには縁遠い筆者のことも優しく受け入れてくれる、居心地の良い空間だ。

いざ注文して運ばれてきたのは、一見スイーツかのような色鮮やかなプレート。マーブルチョコに囲まれたチョコ餃子は、通常の餃子約4個半、約80gのジャンボサイズとなっている。

皮にはカカオを練り込んであるため、マーブル柄が一つひとつ異なるという点も味わい深い。餡にも95%濃度の高カカオチョコレートを使っているそうで、香りは完全にチョコレートだが、お味のほどは…?

いざ食べてみると、甘さはほとんど感じられず、あくまで餃子然としている味わいが口の中に広がる。しかし後味はチョコレートで、なんとも不思議な感覚だ。カカオ濃度95%という事前情報も納得な、カカオ本来の味と香りが楽しめる。

通常の餃子と同じく、醤油とお酢、ラー油をつけてまたひと口。意外にもサッパリとした食べ応えで、おつまみにはもってこいかもしれない。カカオポリフェノールは口臭を予防する効果も期待できるとのことで、ニンニクのニオイも軽減される気がする。

「バレンタインジャンボ宝くじ7等の当選金額と同じ300円も浮いたことだし、酒一杯分はタダ同然でしょ」という貧乏にありがちな発想で、柄にもなくワインで乾杯。甘くないチョコレートと挽肉の旨みのマリアージュは、ワインとも相性抜群だ。

2017年5月に、金粉を使用したシャイニーな「開運★ドリームジャンボ金箔餃子」を発売し、その後もサマージャンボや年末ジャンボのタイミングに合わせて立て続けに期間限定メニューを開発してきた同店。「お客様と宝くじの“夢”を共有したい」という店主の想いからスタートした同シリーズは、美味しくゲン担ぎができるとあって、腹ペコギャンブラーからも好評を博している模様だ。

バレンタインデーにチョコをもらえないからといって、浮き足立っている世の男女に小内刈りをかけがちな同志たちは、ぜひともその不運を宝くじにぶつけ、ジャンボチョコ餃子を酒で流し込んで運気をアップしていただきたい。チョコにうつつを抜かしている世間を横目に、飲む・打つ・買うスタイルを貫こう。それでは、健闘を祈る。