30日、気象庁は宮城・山形両県にまたがる蔵王山で火山性微動を観測したと発表した。山頂の南方向が隆起し、火山活動の高まりがみられるという。共同通信が報じた。

 気象庁によると、火山性微動の観測は28日午後7時28分と30日午前0時44分の2回。隆起は30日午前4時現在も継続中という。

 馬の背カルデラ内の丸山沢や振子沢では噴気や火山ガスの噴出がみられ、気象庁は異変を感じた際にはカルデラから離れるよう呼び掛けている。

蔵王山で火山性微動 山頂南方向が隆起(共同通信)