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 日本フードサービス協会の発表によると、2017年の外食産業はファーストフードや焼き肉などを中心として堅調に推移したことで、3年連続で前年を上回ったことが分かった。

【前年も】外食売上高、16年は前年比2.8%増 2年連続で前年上回る

■16カ月連続で前年同月比プラス

 25日、日本フードサービス協会が、2017年度12月と2017年通年における外食産業市場動向調査の結果報告を発表した。

 12月における外食産業全体の売上高は前年比103.5%で、前年同月比プラスは16カ月連続となった。また客数は101.5%、客単価は102.0%、店舗数は100.7%となっている。全体の概況として、「天候が比較的安定した地域が多かったことや、クリスマスや忘年会などの需要も堅調に推移」するとともに、高単価メニューが堅調だったことで客単価が上昇したとある。

■焼き肉業態の好調が継続中

 個別の業態で見ると、前年同月比で伸びたのはファーストフード・洋風(前年同月比104.6%、以下同じ)、ファーストフード・和風(105.7%)、ファーストフード・麺類(106.2%)、ファミリーレストラン・中華(104.6%)、ファミリーレストラン・焼き肉(110.0%)、ディナーレストラン(105.6%)など。特に焼き肉業態の好調は続いており、13カ月連続で前年同月比プラスだった。

 一方、業態別で唯一前年を下回ったのが、持ち帰り米飯/回転寿司だ。客単価こそ、前年比103.2%だったものの、客数は96.5%、店舗数は98.4%となったことで、売上高は99.5%に留まった。

 また前年同月比マイナスが続いていた居酒屋では、「店舗減少の影響があるものの、宴会需要が堅調」だったことから前年同月比100%となった。

■3年連続で前年比プラス

 2017年通年における売上高は前年比103.1%となり、3年連続で前年を上回った。また客数は102.2%、客単価は100.9%、店舗数は100.6%となっている。

 2017年を振り返ると、台風が上陸するなどして天候が不順だった10月こそ前年並み(同100.1%)だったものの、全ての月で前年同月比プラスとなり、4月や6月(ともに前年同月比104.7%)などが好調だったため、2007年(前年比104.1%)以来となる3%超えとなった。

■居酒屋業態は底入れか

 業態別で大きく伸びたのは、ファーストフード・洋風(106.6%)、ファーストフード・麺類(105.4%)、ファミリーレストラン・焼き肉(107.8%)、ディナーレストラン(104.5%)。その一方で前年を下回った業態は、ファミリーレストラン・和風(98.9%)と居酒屋(98.1%)の2つだ。

 ただし「『パブレストラン/居酒屋』(99.0%)は9年連続して前年を下回ったものの減少率は縮小した」とあるように、不採算店の転換が進められている居酒屋業態でもマイナス幅が減少したことで、全体のプラスを底上げしている。さて2018年の外食市場はどうなるだろうか。