「ウタマロ石けん」(1個 173円)

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衣服のプロから主婦まで納得!白をいっそう白くするエメラルドグリーンの頼れる存在「ウタマロ石けん」。ヒットの秘密と知られざる製造工程をご紹介!<※情報は関西ウォーカー(2016年6月21日発売号)より>

【写真を見る】釜で原料を混合し、石けん素地を作る/「ウタマロ石けん」

「ウタマロ石けん」(1個 173円)。部分洗い用洗濯石けんとして、えり・そでや泥などの頑固な汚れを落とす頼れる存在。石けんの緑色が少し付くまで生地に塗り、色が消えるまでしっかりもみ洗いするのが、汚れを落とす秘訣。

■ 知られざる製造工程を紹介!

<1>釜で原料を混合し、石けん素地を作る。大きな釜で、石けんの原料となる“汚れ落ち”に重要な油と水酸化ナトリウムを高温で混ぜ合わせ、石けん素地を作る。

<2>石けん素地を乾燥させ、適した柔らかさに。石けん素地を真空乾燥機で乾燥させチップ状に。その日の気温や湿度により石けんの状態が変わるため、最も経験を要する工程。

<3>そのほかの添加剤を加え、練り合わせる。色素や香料など添加剤を加え、機械で練り合わされた石けんは、四角い棒状に押し出され、石けん1個分の長さに切断される。

<4>表面に“ウタマロ”の刻印を打ち、完成!型打ち機で1個ずつプレスし表面にブランド名を刻印。その後シュリンク包装され、検品後、ケースに詰めて出荷される。

■ 「ウタマロ石けん」ヒットの裏側

1日の生産数は「10万個」。2015年度の年間出荷数は、1000万個超!この10年間で売上はなんと「6倍」!急激に愛用者が増えている。

汚れ落ちを左右する、石けんの原料となる油の種類と組み合わせにこだわりぬいて作っている。

汚れになじみやすく、生地を傷めにくい絶妙な柔らかさを実現する製法も汚れ落としの秘訣。

■ 口コミで売上拡大!「ウタマロ石けん」

白物の部分洗い用洗濯石けんとして熱烈なファンを獲得しているウタマロ石けん。1957年の発売当初は洗濯機がまだ普及していなかった時代、洗濯板を使って手洗いするための洗剤としてその品質のよさで人気を博した。しかしその後、洗濯機が普及し粉洗剤や液体洗剤が主流となり、徐々に生産は縮小。廃番寸前となったが、「ウタマロ石けんをなくさないでほしい」という根強い愛用者の声によって販売を継続。愛用者の声に耳を傾けると、通常の洗濯では落ちにくいえり・そでや靴下、泥汚れなどの頑固な汚れが真っ白になると、部分洗い用としてウタマロ石けんが使われていた。

そしてインターネットの普及と共にさらにクチコミは広がっていき、売上も拡大。洗濯板を使っていた時代から半世紀、洗濯機へ入れる前のひと手間、と用途を変え、今や衣服のプロから主婦まで納得の頼もしい存在だ。廃番の危機から愛用者の声に救われたウタマロ石けんは、今もその声に応えて頑固な汚れを真っ白にしている。

「発売から59年がたつウタマロ石けん。古きよき石けん作りの技術を守りながらも、つねに汚れ落ちのよさを追求し、改良し続けています」と、製造部の島田博志さん。

■株式会社東邦<住所:大阪市生野区巽東2-19-19 電話:06-6754-3181 創業:1920年 社長:西本 博 事業内容:洗濯洗剤などの日用品、化粧品、医薬部外品の製造・販売 従業員数:44名(2016年現在)>【関西ウォーカー編集部】(関西ウォーカー・編集部)