全豪オープンテニス、男子シングルス決勝。優勝トロフィーを手に感極まるロジャー・フェデラー(2018年1月28日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)は28日、男子シングルス決勝が行われ、大会第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が6-2、6-7(5-7)、6-3、3-6、6-1で第6シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)との激闘を制し、自身20回目の四大大会(グランドスラム)制覇と6回目の全豪優勝を成し遂げた。

 今大会、ここまで1セットも落とさずに通算30回目のグランドスラム決勝に勝ち上がったフェデラーだったが、最後はチリッチとの3時間3分に及ぶ5セットマッチを制して大会連覇を果たした。全豪6勝はノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)とオーストラリアの大選手ロイ・エマーソン(Roy Emerson)氏と並んで男子シングルスでは最多タイの記録となった。

 フェデラーは優勝スピーチで「すごくうれしいし、信じられない。夢がかなった。おとぎ話が続いている気分だ。素晴らしい1年だった昨年が終わって、それでこれは最高だ。こうした瞬間を味わうために、ここまでやってきて良かった」と話し、涙を見せた。

 後にフェデラーは、「今夜のことは、2006年の全豪と重なる部分があった。マルコス・バグダティス(Marcos Baghdatis、キプロス)を退けた大会だ。あのときも素晴らしい状態で決勝へ勝ち上がり、圧倒的な優勝候補と言われていた。平静を保とうとはしていたが、やはりすべてが終わってすごくホッとした。今夜はあのときと同じように感じていたと思うし、だから言葉が出てこなかった。ダサかったよね」と説明した。

 フェデラーはこれで、全豪の戦績を94勝13敗に伸ばし、グランドスラム全体でも332勝52敗としている。ただし世界ランキングでは、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に次ぐ2位は変わらない。一方のチリッチは過去最高の3位に浮上することが決まった。

 2014年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2014)に続くグランドスラム2勝目はお預けとなったチリッチだが「決勝まで来られて、夢のような道のりだった。人生最高の2週間になる可能性もあったが、第5セットのフェデラーは偉大だった」とコメントした。

「信じられない働きをしてくれたチームに感謝したい。今年のためにみんなで頑張ってきたし、この先こうした大会のトロフィーを掲げることができればうれしい」

 フェデラーはこれで、チリッチ戦の戦績を9勝1敗としている。唯一の敗戦は、2014年の全米準決勝での対戦となっている。

 気温38度と夕方でもうだるような暑さが残る中、大会規定で屋根が閉じたロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で、フェデラーはサービスゲームを二つ落としながらもチリッチを6回ブレークし、サービスエースの本数でも24対16と上回った。
【翻訳編集】AFPBB News