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緊張をほぐし全身を元気にするツボ、胃腸の調子を整えるツボ。
子どもへのツボマッサージは、パパやママが言葉をかけながら、ツボのあるエリアを優しくなでて低刺激に。

弱いところに症状が出てしまう子どもの心身のメンテナンスにも

ツボ療法は、大人だけでなくお子さんにもよく効きます。ツボマッサージが得意とするのは、病気まではいかないけれど何か不調のある「未病」と呼ばれる状態。病気ではないのにすぐに疲れたり体調を崩しやすい「虚弱体質」も、未病といえるでしょう。

子どもなら、おなかが弱くてしょっちゅう下痢や便秘をする、いつも落ち着きがなくイライラして熱を出したり吐いてしまう、気候の変化に敏感でかぜをひきやすい、せきが止まらないなど……、その子が体質としてもっている弱いところに症状が出ることが多いようです。
今回は、そんな心身のメンテナンスに役立つツボマッサージを紹介しましょう。

子どものマッサージは、パパやママが様子を見ながら優しく触れて

まず、赤ちゃんから15歳以下の小児へのツボマッサージの特徴と注意点を押さえておきましょう。

小児は体の機能や仕組みが未熟で抵抗力が弱いため、生まれつきの体質だけでなく、気候の変化や食生活、精神的状態などにも影響を受けて大きく症状が出てしまいます。
一方、病気や体調の回復は大人よりはるかに早く、ツボマッサージの効果が出やすいのも小児の特徴。ただ、小さい子どもほど刺激に敏感ですから、刺激が強くなりすぎないよう注意が必要です。

その点、子どもの成長度合いを近くで見て知っているパパやママなど家族なら、子どもの発達に合せて、無理強いすることなく行うことができます。
体を触ると嫌がって泣く、機嫌が悪くなる、怒るなど、少しでもそんなことがあればしばらく様子を見て、落ち着いてから行いましょう。

体と心はつながっているため、大好きなパパやママが優しく触れ、子どもが喜んで体を委ねることが大切です。気持ちよく触れることで心が落ち着き、心も体も安定し、「元々生まれ持った気」を活発にして「元気」になるのです。

ツボのあるエリアをなでることで刺激

小さな赤ちゃんや幼児のマッサージは、ベッドやソファーで横になっているときや、ひざの上にいるときに始めましょう。大切なのは、手のひらを体に密着させ、優しくなでるように行うこと。温めた手で、ツボのあるエリアをなでることで刺激します。

また子どもへの言葉がけはとても大切です「おなかが気持ち良くなるよ」とか「いい子、いい子」「“ふーっ”て息はいてごらん」「気持ちいいね」「楽になるよ」「落ち着くよ」などと言葉をかけながら行ってください。

(1)ぐずったり、イライラしているとき

背中をさすることから始めましょう。背骨の周囲や両わきには、体の緊張をほぐしてイライラを治め全身を元気にするツボがあります。子どもの様子を見ながら、緩急つけてマッサージするとよいでしょう。

(2)おなかの調子が悪いとき(下痢をしやすい子、便秘や胸やけのとき)

おへその周りを、円を描くようになでさすりましょう。おへその周りには、胃腸の調子を整え消化機能を高めるツボがあります。おなかを触らせてくれないときは足のマッサージでもよいでしょう。

※この記事は2015年9月に配信された記事です