日本のお茶は奈良時代あたりに中国からもたらされとされています。現在では煎茶、玉露、玄米茶、ほうじ茶、番茶などいろいろ種類がありますが、実は栽培法方法や製造方法が異なるだけで、これらはほとんどが一括りに緑茶ということになります。もちろんそれぞれのお茶によって含まれる成分の量は異なります。例えば玉露は抹茶より2倍も多いビタミンCを含みますが、カフェインも多くコーヒーの約3倍とも言われます。ほうじ茶は焙煎の過程を減るためカフェインは少なめです。いずれにせよこれらのお茶に含まれる機能性成分は以下の5つです。お茶を一杯飲むだけで、こんなに色々な成分が摂れるなんて嬉しいですよね。お茶を飲むときに是非そのパワーを感じてみてください。

●カフェイン

お茶の苦みに関係するもので若い芽ほど多く含まれています。高級なお茶というイメージのある玉露や抹茶は芽の若いうちに摘まれて作られるのでカフェインの量は多くなります。効果としては眠気の防止、運動機能の向上、二日酔いの防止や改善などが挙げられます。カフェインの摂りすぎに注意が必要なのは言うまでもありません。妊婦さんはコーヒーと同様、緑茶もカフェインレスのものを利用すると良いでしょう。

●サポニン

ほぼ大体のお茶に含まれていて苦み成分の一種です。悪玉コレステロールを抑える効果、体内に入るとインシュリンと似たはたらきをするので血糖値を下げる効果、抗アレルギー効果などが期待できる成分です。サポニンは大豆製品に多く含まれていますが、豆が苦手な人はお茶から摂ることができるわけです。

●カテキン

お茶といえばカテキンと言えるほど有名な成分です。ポリフェノールの一種で、お茶のカテキンとしては1929年に日本で発見されたものです。若い芽に多く含まれていますが、遮光して作られる玉露などには含まれる量としては少なくなります。玉露の苦みはまろやかなのはそういう影響になります。抗酸化効果、虫歯予防、血中コレステロールを抑える効果などが期待できる成分です。カテキンの殺菌効果にも注目が集まっていて、お茶のうがいでインフルエンザを予防するなどにも注目が集まっています。

●テアニン

お茶を飲むとほっとする理由がこのテアニンにあるとされています。アミノ酸の一種でお茶のうま味に関係した成分です。遮光によって作られた玉露や抹茶などに多く含まれています。テアニンはカフェインの作用を抑えるはたらきがあり、脳波測定によるリラックス効果が報告されています。寝る少し前に飲むことで安眠効果も期待できます。コーヒーのカフェインより緑茶のカフェインを気にする必要がそれほどない理由は、このテアニンによって相殺されるからだとされています。

●ビタミンC

お茶にはビタミンが多く含まれているのは良く知られてところですね。特にビタミンCは抗酸化効果、生活習慣病全般に効果があります。ビタミンCは煎茶に最も多く含まれているようです。

お茶を飲む時の注意点

水も摂りすぎると水中毒になるのですから、何でも摂りすぎはよくありません。お茶ももちろんそうですね。お茶のタンニンの影響で鉄分の吸収を阻害されて貧血になることもあります。お茶に含まれるシュウ酸の摂りすぎは尿路結石を招くこともあります。また茶葉は宵越しでは使わないようにすることも重要です。数回飲んだら茶葉に入れ替えるようにしましょう。成分の出きった茶葉は腐敗が進むのでカラダにいいことがないからです。ペットボトルのお茶も開封後は速やかに飲みきり、余ったらうがいなどに使った方が良いでしょう。


writer:Masami