成田空港。(c) 123rf

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 東京税関が24日に発表した貿易統計によると、成田空港の2017年の輸出額は前年比23.6%増の11兆1,689億円だった。前年比プラスとなるのは5年連続、10兆円を突破するのは7年ぶりのこと。成田空港の航空貨物は単価の高い電子部品、機械の運搬に使われることが多く、昨年は特に科学光学機器、電気回路等の機器、電気計測機器等で大きく輸出が伸びた。また輸入額は前年比8.1%増の12兆2,295億円で、こちらは2年ぶりの前年比プラスとなった。輸入では通信機、半導体製造装置、電算機器類で大きく伸びた。

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 輸出額を国と地域別にみると、対アメリカが前年比15.7%増の1兆8,060億円で2年ぶりの増加となった。対EUは同7.0%増の1兆3,158億円で2年連続の増加。対アジアは同25.4%増の6兆8,772億円となり2年ぶりの増加だった。アジア内では、対中国が同27.1%増の3兆976億円で2年ぶりの増加、対ASEANが同32.9%増の2兆46億円で、こちらも2年ぶりの増加となった。全般的に輸出は伸びているが、対アジア、中でも対中国、対ASEANの伸び率の大きさが目立っている。輸出品目の中で特徴的だったのは半導体、半導体製造装置、科学光学機器などのスマホ関連の品目が大幅に伸びていることで、これが輸出額増を牽引する要因となった。

 輸入額では、対アメリカが前年比0.4%増となる2兆3,626億円で2年ぶりの増加。対EUは同3.7%減の2兆6,205億円で2年連続の減少となった。対アジアは同17.8%増の5兆8,839億円で2年ぶりの増加となり、うち対中国は同14.6%増の3兆1,844億円で2年ぶりの増加、対ASEANは同27.1%増の1兆5,501億円でこちらも2年ぶりの増加となっている。

 また羽田空港、東京港についても同様に発表され、羽田空港は輸出額が前年比37.7%増の4,588億円、輸入額が同22.9%増の8,529億円となり、輸出入とも過去最大となった。東京港は、輸出額が同0.7%増の5兆8,621億円、輸入額が同10.5%増の11兆6,945億円となり、輸出が2年ぶりの増加、輸入は過去最大となっている。成田空港、羽田空港、東京港ともに輸入超過の状況が続いており、成田空港は7年連続、羽田空港は8年連続、東京港は17年連続。