全豪オープンテニス、女子シングルス決勝。優勝を飾り、トロフィーを手に笑顔を見せるキャロライン・ウォズニアッキ(2018年1月27日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)は27日、女子シングルス決勝が行われ、大会第2シードのキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)が7-6(7-2)、3-6、6-4で第1シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)を下し、通算43度目の四大大会(グランドスラム)挑戦で初優勝を飾った。

 体力が搾り取られるようなフルセットの一戦で、最初のマッチポイントを制して涙を流したウォズニアッキは、新たに世界ランク1位に浮上することになる。

 デンマーク出身選手として初のグランドスラム制覇を遂げたウォズニアッキは、「この瞬間を何年も夢見てきました。声も震えているけど、絶対に泣きません。でも本当に感動的な瞬間です」と話すと、ビリー・ジーン・キング(Billie Jean King)氏からトロフィーを受け取った後には、「シモナにおめでとうと言いたいです。タフな日なのは間違いありません。きょうは私が勝たなくてはならなかったので、心苦しいです。でも、これから私たちは多くの試合をすることになるでしょうし、本当にすごい試合、すごい戦いでした」と語った。

 27歳のウォズニアッキは、長時間の試合を通して精神的に不安定な状況を乗り越えなければならなかった。第1セットでは、5-3で迎えたサービングフォーザセットの場面でゲームを落とし、タイブレークを戦う羽目になった。

「婚約者に感謝します」と選手関係者席にいた米国の元バスケットボール選手デビッド・リー(David Lee)氏の顔を見上げたウォズニアッキは、「今朝は精神的に参っていて、勝ちたくて仕方なかったんです。それでもあなたがそれを静めてくれました」と明かした。

 ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)での2時間49分に及んだ一戦では、両選手がともにコート上で治療を受ける場面もあった。

 ウォズニアッキは2009年と14年に全米オープン(US Open Tennis Championships)で決勝に進み、10年には初めて世界ランク1位になっていたが、この勝利でついに望まない無冠の女王というレッテルをはがすことになった。

 一方、この敗戦で世界1位の座をウォズニアッキに譲ることになったハレプのグランドスラム初優勝はお預けとなった。

 グランドスラムで自身3度目、全豪では初の決勝に出場したハレプは、「今は簡単にしゃべることはできませんが、まずはキャロラインにおめでとうと言いたいです。彼女のプレーは目覚ましいものでした。私にとっては素晴らしい大会でした。もちろんきょう勝てなかったことは悲しいですが、キャロラインの方が上手でした」と語った。

「それでも、今後も戦い続けていきますし、きょうのような挑戦に挑めることを祈っています。3度目の正直とはいかずに悲しいですが、4回目はつきに恵まれるかもしれません」
【翻訳編集】AFPBB News