横浜ランドマークタワーや横浜コスモワールドの観覧車などの夜景を楽しめる絶好のロケーション

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横浜の夜景や星空を一望する「スターライトクルーズ」を、エンターテインメントクルーズ船の運営を手掛ける株式会社「ロイヤルウイング」(本社:横浜市中区)が、1月26日(金)から2月28日(水)にかけて開催中だ。

【写真を見る】”瀬戸内の女王”と呼ばれた「くれない丸」をルーツとする「ロイヤルウイング」。写真映えする非常に絵になる船だ

「スターライトクルーズ」は、通常行われている17時と19時30分発の1日2便、所要時間約110分の「ディナークルーズ」に追加する形で行われている。イベント内容は、本牧沖まで出航後の約30分間、船上の明かりを消灯し、暗闇の海の上から星空と横浜の夜景を満喫できるというもの。「ディナークルーズ」に組み込まれているので、乗船料金が大人2500円、小学生1250円と据え置かれているのも嬉しいポイントだ。

星空については運航時の天気に左右されるが、クルーズコースで楽しめる主な夜景スポットは、京浜工業地帯、横浜ベイブリッジ、横浜・みなとみらいの3つ。他にも、千葉県・袖ヶ浦の夜景も見ることができるなど、洋上ならではの絶景を楽しむことができる。

デッキには撮影スポットして、2000球の電球がハート型に散りばめれたイルミネーションオブジェ「ジュエルハート」が設置されており、夜景+イルミネーションと共に思い出の1枚が撮影できると、カップルやブロガーの人気も高い。

船内レストランではプラス料金で楽しめる、バイキング(5400円)orコース料理(7500円〜)を用意。提供される料理は中華街のある横浜にふさわしく、料理長が腕によりをかけて作る本格中国料理だ。料理は持ち込みではなく船内で作られ、できたてのおいしさを船窓から望む夜景と共に堪能できる。

就航する「ロイヤルウイング」は、3月で誕生17周年を迎えるが、元は1960年に竣工し瀬戸内で長らく活躍し、”瀬戸内の女王”と呼ばれていたクルーズ船「くれない丸」。大きな操舵やエンジンテレグラフ(操船者が機関室に運転指令を連絡するために使われる装置)など、「タイタニック」号などにも採用されていた趣きのある造りを特徴とし、姿を消しつつある古き良き時代の姿を現代に残す、貴重な歴史ある船なのだ。

なお、空気も澄んで星空がきれいに見える冬だが、寒さもあってか日によっては乗客が比較的少ない穴場の時期。ゆっくりと絶景を楽しみたいなら、まさにうってつけだ。ただし、デッキはかなり冷え込むことに加え、洋上ということもあり浜風の影響をモロに受ける。そのため、お出かけの際は防寒対策をしっかりと行うことをおすすめする。(横浜ウォーカー・安藤康之)