遺言は未来を、遺書は過去を見つめるもの

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いま、遺言や相続で悩まれている方が増えています。人それぞれ、いろいろな問題を抱えていますが、遺言があった場合となかった場合では、どう違うのでしょうか。ユニークな遺言の書き方を提唱する『90分で遺言書』の著者・塩原匡浩氏に、遺言のポイントを聞く。

遺言と遺書の違いを
知っていますか?

 最近、SNSなどのネット投稿を見ていると、遺言と遺書を明らかに混同している記述を見かけます。

 遺言と遺書とは字が似ているので、ある意味、仕方のないことですが、本来はまったく異なるものなのです。

 遺言とは、形式や内容にかかわらず、故人が死後のために遺した言葉や文章をいいます。現在、遺言を行うのは、死後の法律関係について最終意思を表示するためです。

 民法上の遺言は、一定の形式に基づいて自分の最終意思を法的に残すものです。一般的には、故人の遺産について、次期所有者を明確にし、争いなく承継を行わせるためのものですが、身寄りがいない人でも自分の想いを実現させるために書かれる方もいらっしゃいます。

 最近では財産分与だけでなく、大切な人に向けて想いを載せた言葉を綴られる方も増えています。遺言は意思能力のあるうちに、自らの財産に関することや大切な人への想いを綴る最終意思表示であり、かつ法的効力のあるものです。

 それに対して遺書とはどういうものをいうのでしょうか。

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