W杯出場を狙う徳島のコスタリカ代表GK、日本人に感銘「夕食で違ったものが来た時…」

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スペイン2部からJリーグ移籍を決断したカルバハル、決断の理由は「良い条件が届いた」

 昨年からJ2リーグではスペイン語圏の監督や選手が数多く集まってきているが、その一員に現役コスタリカ代表であるGKダニー・カルバハルが徳島ヴォルティスに加わった。

 その決断は母国でも注目を集めており、コスタリカ紙「ラ・ナシオン」では特集が組まれている。

 スペイン人のリカルド・ロドリゲス監督が率いる徳島は昨季、最後までJ1昇格プレーオフ圏内を争うなど奮闘を続けた。今季こそクラブ史上二度目となるJ1昇格を果たすために積極補強に打って出たが、その目玉として補強したのがGKカルバハルだ。

 母国の名門デポルティーボ・サプリサを経て昨夏スペイン2部アルバセテに移籍したが、半年後に1年契約で新天地を日本に求めた。「スペインでの半年間は僕に多くのものをもたらしてくれた」と語るカルバハルだが、今回の移籍理由についてこう話している。

「僕はアルバセテに長期間在籍するつもりだったのだけど、僕と家族のもとにより良い条件が日本から届いたんだ。自分自身、Jリーグについて何も知らなかったわけだけど、金銭面のアップがあって僕は嬉しいし、驚いたよ」

 自らを評価するオファーだったことだけでなく、出場機会の増加という側面もあり決断に至ったようだ。「もちろんワールドカップ(W杯)の日程は知っているし、招集される可能性があることも知っている。母国から遠くにいたとしても、代表にはなんの問題もない。日本を訪れる前に様々なことを分析したけど、なんら不便はないと思っているよ」と語る。

温かさに触れ「日本人はとても良い人たち」

 6月のロシア・ワールドカップでコスタリカ代表は2大会連続5回目の出場となり、ブラジル、セルビア、スイスと同居のグループE。北中米・カリブ海W杯最終予選で3試合に招集されたカルバハルは、JリーグからロシアW杯の大舞台を目指すことを誓った。

 新天地の日本に来てまだ間もないカルバハルだが、早くも日本の温かさや思慮深さに触れる機会があったようだ、

「日本人はとても良い人たちだし、夕食をした際にはとても感銘を受けたんだ。メニューと違ったものが来た時、彼らは5回も謝っていたんだからね。今の気温は3〜4度しかないけど、アルバセテと似たようなものさ」

 中米の実力国として知られるコスタリカに、Jリーグをアピールする存在となるだろうか。カルバハルの今季の活躍は、日本サッカーの国際的な認識を高める契機となるかもしれない。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images