12星座【もしもおでんだったら?】蟹座はたまご、獅子座は大根!?

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 寒い季節、あつあつのおでんは身体にも心にも染みますね。地域によって味つけも具も少しずつ異なるようです。ところで、12星座をおでんの具にたとえてみたらどうなるのでしょうか?

■牡羊座……牛すじ
 いつでもエネルギッシュで積極的な牡羊座は、おでんの具にたとえれば、牛すじ。串刺しにしてとけそうなほど煮込んだものが美味です。下ごしらえが少し面倒だけど、食べごたえは十分。常に動き回っていてスタミナが必要な牡羊座にはぴったりです。

■牡牛座……餅入り巾着
 おいしいものに目がない牡牛座は、12星座の中でいちばんの食いしん坊。油揚げの中に小さな餅が入って、かんぴょうで口を締めた餅入り巾着は、グルメな牡牛座にぴったりです。汁を含んだ油揚げにとろけた餅が絡んで一体化し、絶品のおいしさです。

■双子座……ゴボウ巻き
 ふたつの顔を持つ、二面性があると言われる双子座。さつま揚げにゴボウを巻きこんだゴボウ巻きは、シャキシャキとした食感とだし汁のしみこんだ練り物のバランスが絶妙。ふたつの具材が同時に味わえるゴボウ巻きは、双子座にぴったりと言えるでしょう。

■蟹座……たまご
 庶民的でアットホームなイメージのある蟹座は、おでんの具にたとえると、たまご。値段は安いけれど腹もちはいいし、おまけに老若男女問わず人気のある具です。よく味のしみた卵を半分に割った時、気持ちまでほっこりしますね。

■獅子座……大根
 関西関東を問わず、全国的におでんの具の人気ランキングで不動の1位は大根です。きれいに面取りされ、透き通るほどによく煮込んだ大根は、見た目も美しくまさにキング・オブ・おでんの風格。これこそゴージャスな獅子座そのものですね。

■乙女座……こんぶ
 こんぶは食べてもおいしいけれど、具材でありながらだしも出ているのです。汁のうまみがぐんとアップします。おまけにミネラルの宝庫なので栄養面でも二重丸。つねに人の役に立ちたい、と思っている優等生の乙女座とどこか存在感が似ているのです。

■天秤座……タコ
 おでんの具としては、さほどポピュラーではないかもしれません。ですが、タコが入るとおでんの格がぐっと上がって、たちまちお店で食べる味に早変わり、というわけです。上品で高級志向の天秤座に、ぴったりな具と言えるでしょう。

■蠍座……がんもどき
 豆腐をつぶし、具材を加えて揚げたがんもどきは、おでんの中でも地味で目だたない存在。でもひとくち食べれば、だし汁をたっぷり含んだ奥深い味わいが。おでんの中の名脇役です。「影のボスでいたい」とひそかに望んでいる蠍座の存在感と似ています。

■射手座……ロールキャベツ
 もともとおでんの具ではありませんが、鶏ひき肉入りの小さなロールキャベツは「変わり種」として見かけることがあります。いつも同じでは満足できない、自由な発想が得意な射手座には、洋風のロールキャベツはもってこいの具材となるでしょう。

■山羊座……ちくわぶ
 おでん鍋の底に沈んでいるちくわぶ。だし汁ですっかり茶色くなり溶けそうになっても、すくい上げられるまでじっとがまんしている様子は、まじめで忍耐強い山羊座とよく似ています。半分煮とけたようなちくわぶは、味がしっかりしみこんで美味です。

■水瓶座……こんにゃく
 おでんにこんにゃくは、とてもポピュラーで人気の具材ですが、よく考えるとこんにゃくとは不思議な食物です。ぷりぷりした食感は煮込んでも損なわれることなく、形もくずれず独特の存在感。それはまるで、ちょっと変わり者だけどフレンドリーな水瓶座のようです。

■魚座……はんぺん
 白くてふわふわ、煮込まなくても柔らかく口の中ですぐ溶けてしまう、はんぺん。メルヘンチックでマシュマロのような、魚座にぴったりな具材と言えるでしょう。意外に繊細なので、決して長く加熱せず、さっとあたためただけで食べるのがコツです。

 具材によって煮る時間が異なるおでんですが、下ごしらえをして汁を作ってしまえば後は煮るだけ。案外簡単で、作りおきもできるので便利です。寒い時期には欠かせないメニューのひとつですね。
(望月アンシア)※画像出典/shutterstock