ハレプがファイナルセット9-7までもつれるケルバーとの激戦を制して決勝のウォズニアッキ戦へ[全豪オープン]

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「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月15〜28日/ハードコート)の11日目となった1月25日、シモナ・ハレプ(ルーマニア)はアンジェリック・ケルバー(ドイツ)との準決勝に臨み、3セットを戦いきって決勝戦に進出した。カウントは6-3、4-6、9-7で、試合時間は2時間20分だった。

ハレプは、1位のランキング女王で流れるような動きで広域をカバーし、小柄ながらダイナミックなスイングで相手を押し込むプレーを得意とする。

一方のケルバーは、ランキング16位の第21シードで、2016年には「全豪オープン」で優勝した経緯もある。女子シングルスでは、年初から負けなしの13連勝中で、勢いに乗ってきていた。

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試合は当初から予想外の推移を見せた。実力者同士の対戦カードにもかかわらず、ハレプの一方的な試合運びとなった。

ハレプは第1ゲームから相手のサービスを攻めて、ラリーで優位に立つと、ケルバーにネットミスもでるなど、いきなりブレークを達成。さらに、自身のサービスゲームをキープして、完璧なスタートを切ると、ケルバーのサービスをブレークし続け、一気に5ゲームを連取する圧倒的な初動を見せた。

対抗を図るケルバーは、6ゲーム目から、ハレプのストロークに食らいつくと、オープンスペースを突くウィナーを続けて、ポイントを重ねた。そのまま、ハレプが2度連続でブレークを許し、1セット目の形勢も逆転したかに見えた。

しかし、ハレプはランキング女王の実力を発揮して、9ゲーム目で、ケルバーのサービスを再びブレークし1セット目を、6-3で奪取した。第1セットが終わった時点で、ハレプも、ケルバーも1ゲームずつしかサービスをキープできず、双方で6度にわたってブレークし合う、ブレーク合戦の様相を呈していた。

続く2セット目には、ケルバーがついに巻き返しを図った。ハレプの深いストロークを追いかけ、1セットダウンの挽回を図った。しかし、第2セットでも、先手を取ったのはハレプで、4ゲーム目に流れを変えた。ラリーで優位に立つと、オープンスペースにストロークを打ち込むなどし、デュース後のアドバンテージを握った。さらに、ハレプがストローク戦で攻め立てる、ケルバーはたまらずロングアウト。ブレークを許した。

一方で、ケルバーは、その直後にブレークバックすると、4-4からの9ゲーム目に流れを押し返した。ハレプのミスなどでデュースとなり、アドバンテージを握ると、ケルバーは、長いラリーを耐えると、ハレプがバックハンドのストレートへのストロークをアウトさせ、ブレークを許した。

2セット目は結局、ケルバーがこのリードを守りきり、自身のものにした。1セットダウンだったところを、同選手がセットカウントでイーブンに戻した格好だった。

最後の3セット目は、両選手ともに、相手のリードを許さず、長時間の1セットを競う展開。セットの冒頭で、ハレプとケルバーはともに、相手のサービスをブレークし合い、攻めはしたものの、ゲームカウントは均衡を保って展開した。

緊迫するファイナルセットで次に先行したのは、ハレプだった。4-3でリードした場面で、ハレプがケルバーのフォアに強打してからの、相手のバックサイドにできたオープンコートに打ち込むウィナーなどで、3ブレークポイントを握った。ケルバーは、追いすがろうとするものの、リターンに対する返球をロングアウトしてしまい、ブレークを許した。

ハレプはところが、直後にケルバーにブレークを許し、このリードを守りきれなかった。さらに、最終セットの行方は、6-6になってきまらず、2ゲームの連取をそれぞれが目指す展開になった。

最後は、ハレプが8-7とした後に、得意の強打を駆使してデュースに持ち込み、アドバンテージを握ると、ケルバーにアウトミスが出て決着した。

ハレプは決勝戦で、カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)とタイトル獲得を争う予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真はケルバーとの準決勝でバックハンドを放つハレプ
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)