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株式投資で利益を出すには、銘柄の選び方はとても重要です。いざ株を始めるとなると、様々なところから情報を得て、「この株が良さそうだ」「いや、この企業の株に投資した方が儲かりそう」など、多くの銘柄を吟味することになります。では、銘柄を選ぶにはどのような点を押さえておくべきなのでしょうか。特に大切な4つのポイントをご紹介しましょう。

○1. まずは身近な企業に興味を持ってみる

株を選ぶポイントは、業績を伸ばし利益を出してくれそうな「良い銘柄」の株を安く買うこと。では、良い銘柄とは、どのようにして探し出せばいいのでしょうか。専門家の意見を参考にするのもひとつの手ですが、おすすめは日常生活から得られる情報をヒントにすることです。

たとえば、街へ買い物に行くと、「これはヒットしそうだ! 」と感じる画期的な商品や使い心地の良い商品を見つけることはないでしょうか。また、普段から利用している商品に新しいタイプが発売されたなど、身近な商品、サービスを提供する企業の情報には敏感になれるはずです。周りで流行っているものも銘柄選びに役立ちますし、良い銘柄を見つけるという意識を持って世の中を見渡してみると、これまでは気づかなかった発見が色々とあるでしょう。

いくら良さそうな企業であっても、全く事業内容に興味が持てない企業について調べようとするより、近い存在の企業のほうが、より積極的に「事業や業績について知ろう」という気持ちがわくものです。まずは、いつも購入している商品の企業や名前を知っている企業、自分が関心のある業界の企業などの銘柄に注目してみると良いでしょう。

○2. 売上や利益が伸びているかをチェックする

日常生活で良いと感じる商品やサービスは、たくさん見つかりそうです。しかし、自分がピンときた銘柄はすぐに購入してしまうのではなく、実際に数字を見て、投資するに値する企業かどうか確認する必要があります。会社の数字は、東洋経済新報社の『会社四季報』や日本経済新聞出版社の『日経会社情報』などにデータが載っていますが、ネット証券によっては口座を開設していると、そのデータを無料で見ることができるところもあります。

データには様々な数字が並んでいますが、その企業の業績は株価に影響を与えるものですので、必ずチェックしておきましょう。業績には、「売上高」「営業利益」「経常利益」「純利益」などが掲載されていますが、中でも本業から得られた利益である「営業利益」は重要です。なお、過去の業績が良いだけでなく、将来にわたり伸びていくかの「予想」の推移も大切になります。

その上で、より詳しい情報や最新の情報を得るには、企業のホームページで「決算単信」を見てみましょう。決算単信とは、企業が3ヶ月ごとに出している決算報告書です。決算単信はボリュームが多いのですが、1ページ目に決算のポイントが端的にまとめられているため、ひとまずそこだけ目を通しておくだけでも良いでしょう。

○3. 会社の動向を確認する

株式投資を始めると敏感に反応するようになるのが、企業の動向です。上場企業には、株価に影響を与えるニュースは、迅速かつ正確に情報を開示する義務があります。こうした企業の動向に関するニュースは、証券会社のサイトや情報ツールで配信されているため、特に購入を検討している株については詳細を確認するようにしましょう。

中でも最も注目したいのは、業績修正のニュースです。株価への影響が大きい業績修正は、上方修正なら株価が上昇しやすく、下方修正なら株価が下落しやすい傾向にあります。

○4. 予算内で買える銘柄かどうか

意外と見落としがちなのが、その企業の株が予算内に買えるかどうかということ。たとえば、株価が1,000円以下の株をよく目にすることができます。「こんなに安いなら買える! 」と思いがちですが、たとえば株の資金が40万円あっても購入できないこともあります。

通常、株を取引する際には、最低売買単位が決められています。これを単元株といい、1単元の株数は銘柄によって異なります。現在は、1株、100株、1,000株が一般的で、1単元が100株の場合、売買は100株、200株と100株単位で行われます。

そのため、ある銘柄の株価が800円で1単元が1,000株の場合、「800円×1,000株=800,000円」となり、この株を購入するには最低でも80万円が必要となるのです。希望する銘柄を見つけたら、株価とともに最低購入単位である単元株数も忘れずに確認してみましょう。

これらの他にも、株価指標から株価の水準を判断することや、配当や株主優待の内容を知ることも銘柄を選ぶポイントになります。株価指標に関しては、また別の機会に詳しくご紹介しましょう。

ひとつの銘柄を選ぶにも、様々な要素から判断しなければならないことが、おわかりいただけたのではないでしょうか。特に、はじめのうちは企業のデータを見るのが難しく感じるかもしれませんが、抑えるポイントはさほど多くありません。まずは、身近な企業に的を絞り、良い銘柄を探す楽しみを味わってみたいですね。

○筆者プロフィール: 武藤貴子

ファイナンシャル・プランナー(AFP)、ネット起業コンサルタント会社員時代、お金の知識の必要性を感じ、AFP(日本FP協会認定)資格を取得。二足のわらじでファイナンシャル・プランナーとしてセミナーやマネーコラムの執筆を展開。独立後はネット起業のコンサルティングを行うとともに、執筆や個人マネー相談を中心に活動中。FP Cafe登録FP。