サイバーエージェントは1月23日、来春に新卒入社するエンジニアを対象に、これまで一律で定めていた初任給制度を撤廃すると発表した。これを受け、ネットでは称賛の声が上がっている。

同社は今後、個々人の能力に応じた給与体系に変更する。独自の基準で評価し、最低年俸450万円(月額37.5万円)からスタート。高度な技術や実績、成果を持つ学生には、「エキスパート認定」制度が適用され、技術的スキルをはじめ、AI等の要素技術研究成果や論文、同社でのインターン、アルバイトなどを評価基準として給与を査定する。エキスパート認定を受けると、最低でも年俸720万円(月額60万円)が支払われる。

同社によると、背景には若手エンジニアの目覚ましい活躍から、従来型の給与体系では正しく評価できなくなったことが導入の決め手となったという。また、インターネット産業の変化にあわせて様々な事業を提供してきた同社にとって、市場競争力を高める狙いもある。

この取り組みに対し、Twitterでは、

“みんな同じ給料では飛び抜けた才能を確保するのが難しいですもんね。”
“おー,これは素晴らしいこういう取り組みどんどん増えてほしい”
“良いニュースだと思う。テクノロジーが発展して大卒までに身につけられる能力が増えたから、それに応じて給料は上がるべきだと思う。 ”

と称賛の声が続々と寄せられている。

近年、サイバーエージェント以外でも、ITエンジニアをめぐる高額初任給の動きは活発だ。ディー・エヌ・エーでは、AIスペシャリストコースを設け、最低年俸600万円、最高で1000万円を提示する。中国のファーウェイ日本法人の初任給は学士卒で月給40.1万円、修士了で月給43.0万円だ。

今の時代、IT業界は超売り手市場とあって、優秀な学生を獲得するのはなかなか厳しくなっている。かねてより諸外国と比べて日本のITエンジニアの地位や収入が低いという指摘もあったところへの今回の能力給導入。ITエンジニアを目指す若者にとっては朗報だったようだ。
(山中一生)

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