冬でも見えることあるかも!?つるんとしたかかとの作り方

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やすりがけは、ほんの少しだけ

「かかとの乾燥は本当に切実ですよね」と成田さん。

「かかとが一番硬くなるのは、歩く時に自分の体重全部が足にきているから。やっぱりかかとって、一番体重がかかる部分なので」

足の違う部分の皮が厚くなるのは、歩き方に原因がある。厚くなってしまったかかとのケアとしては、お風呂上がりやお風呂の中などお湯に入って柔らかくなっている時、ほんの少しだけやすりをかけます。この時注意したいのは、あくまでも「ほんの少しだけ」行うこと。あまりやすりをかけ過ぎると、逆に正常な皮膚まで傷つけてしまうのです。

「正常な肌・角質の中に、自分の保湿の成分がある。やすりをかけすぎると、本当の自分が持っている保湿してくれる成分まで取っちゃうので、そうなるとどうしようもなくなっちゃう。『やすっても結局硬くなる』みたいな状態を作ってしまうんです」

たっぷり保湿+ラップがけがオススメ

やすった肌は非常に乾燥しています。だからやすった後は、必ず保湿を。たっぷり、普通の倍ぐらいの感覚で保湿が必要です。

最初に化粧水などで水分を1回入れた後、クリーム、オイル、またはワセリンなど(足用の製品もあります)を塗ってあげます。たくさん塗った後は、ラップをした上で靴下をはくのが成田さんのオススメ。

「塗ったままスリッパはくとべとべとになるし、床を歩くと汚れが足裏につくし(笑)。塗った後にいかに保湿状態を長く保っておいてあげるかが、大事ですね。『削ったらOK』みたいな感じで、なかなかそこまでケアできないじゃないですか。削った後の保湿がとにかくポイント」

冬も自信を持って裸足になれるかかとにするため、今日のお風呂上がりから始めてみましょう!

 

ライター:沢田聡子
取材協力:成田幸代/『Yogini』をはじめとした数々の雑誌、広告、ファッションショーで活躍するヘアメイクアップアーティスト。100%天然由来のスキンケア化粧品「伏水薫」のプロデュースを手がけ、多くの女性の支持を集めている。http://www.fumika-kyoto.com/