[25日 ロイター] -

<ロンドン株式市場> 続落。ドル安ポンド高が続き、ドルで収益を上げる企業の重しとなった。

ポンドのドルに対する値上がり幅は今月、9年ぶりの大きさとなる見込みだ。ポンドはドルに対して英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を問う国民投票以来の高値にある。

世界最大の蒸留酒メーカー、ディアジオ<DGE.L>は0.2%下落した。為替の影響で売り上げと利益が予想以上に減るとの見通しを示したことが嫌気された。

ドル建てで収益を上げるそのほかの大手企業では航空・防衛大手ロールスロイス<RR.L>が2.0%、たばこのブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)<BATS.L> が2.1%それぞれ下落した。

<欧州株式市場> 続落。ユーロ高を受け輸出銘柄が売られた。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は理事会後の記者会見で、ECBが為替相場を金融政策の目標としていないと発言。ETXキャピタルのアナリスト、ニール・ウィルソン氏は「最近のユーロ高についてECBが予想ほど心配していない様子を受け、ユーロは3年超ぶりに1.25ドルを超えた」と述べる。

ユーロ高は輸出企業にとって痛手となる。自社製品が海外で割高となるからだ。輸出銘柄が多いドイツのクセトラDAX指数<.GDAXI>は0.87%低下し、国別で最も大幅に落ち込んだ。

<ユーロ圏債券> ドイツとフランスの10年債利回りが約半年ぶりの高水準をつけた。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が、ユーロ圏経済と域内の中期インフレ見通しに明るい見方を示したことが材料視された。

アナリストは、ドラギ総裁がユーロ高を軽視せず、さらにユーロ圏景気に前向きなコメントをしたことが、債券売りにつながったと指摘した。

ABNアムロのシニア債券ストラテジスト、キム・ルー氏は「利上げ期待を後退させようとしたドラギ総裁の努力に市場が反応薄だったことは印象深い」と語った。

独10年債<DE10YT=TWEB>利回りは0.579%と、約半年ぶりの高水準。1日の上昇率としては2週間ぶりの高さとなる見通し。

独2年債<DE2YT=TWEB>利回りはマイナス0.56%。

仏10年債<FR10YT=RR>利回りも半年ぶり高水準の0.9270%をつけた。

他の域内10年債利回りも軒並み2−5ベーシスポイント(bp)上昇。スペイン10年債<ES10YT=TWEB>利回りは5bp上昇の1.415%と、1日としては約1カ月ぶりの上昇率を記録した。

ミズホの金利ストラテジスト、アントワーヌ・ブーベ氏は、ドラギ総裁がECBのバランスシートの規模について言及したことも、債券売りを後押ししたと指摘した。