実質GDPの年度別推移(上)と四半期別推移(下)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が25日発表した2017年の実質国内総生産(GDP、速報)は前年比3.1%増加し、3年ぶりに3%台に盛り返した。世界的な景気の拡大を追い風に、輸出が半導体を中心に期待以上に伸び過去最高となったことが大きい。ただ、10〜12月期をみると、秋夕(中秋節、17年は10月4日)が異例の長期連休だった影響で前期比0.2%減と、9年ぶりのマイナス成長となった。

 GDP成長率は14年に3.3%だったが、15年と16年はそれぞれ2.8%にとどまった。17年は3年ぶり高水準。韓国銀行が先週示した推定値通りとなった。国際通貨基金(IMF)の見通し(3.2%)は下回った。

 昨年は民間消費が緩やかな回復を見せた。建設投資は高い伸びが続いており、設備投資も大幅のプラスに転じた。

 民間消費は前年比2.6%増と、11年(2.9%増)以来、6年ぶり高水準となった。

 政府支出は3.7%、建設投資は7.5%、それぞれ増加したものの、前年に比べると鈍化した。設備投資は14.6%増と、10年(22.0%増)以来7年ぶりの伸び率だった。知的財産生産物投資は3.1%増で、3年ぶりの高水準。

 輸出は2.0%増加、輸入も7.2%増加した。

 業種別の成長率は、製造業が4.2%で11年(6.5%)に次ぐ大きさだった。建設業は7.2%で、前年(10.5%)を下回った。サービス業は2.1%と振るわず、リーマン・ショック直後の09年(1.5%)以来8年ぶりの低水準となった。

 17年の実質国内総所得(GDI)は3.4%増加した。5年ぶり低水準ながらも、半導体価格の上昇などで交易条件が改善し、GDP成長率よりは高かった。

 一方、17年10〜12月期のGDPは前期比0.2%のマイナス成長だった。四半期別でマイナスを記録するのは、リーマン・ショックが大きく響いた08年10〜12月期(マイナス3.3%)以来、9年ぶり。

 韓国銀行の関係者は、7〜9月期の成長率が1.5%の高水準だった反動や、秋夕連休による操業日数の減少などを要因に挙げた。一方で、「景気の流れは堅実な上昇傾向が続いていると見なすべきだ」と述べた。

 10〜12月期のGDPは前年同期に比べると3.0%成長した。下半期(7〜12月)の成長率は3.4%で上半期(2.8%)を上回り、半期としてみると14年上半期(3.7%)以来、3年半ぶりの高さとなった。

 10〜12月期の民間消費は前期比1.0%増加した。政府消費は0.5%増加するも11四半期ぶりの低水準。建設投資は3.8%減少し12四半期ぶりのマイナスに落ち込み、設備投資も7四半期ぶり低水準のマイナス0.6%だった。

 輸出は5.4%減少し、1985年1〜3月期(8.7%減)に次ぐ減少率となった。半導体の輸出が増えたものの、自動車などが減少したため。輸入も4.1%減と、11年7〜9月期(4.2%減)以来の低水準だった。

 製造業は2.0%、建設業は1.5%、それぞれマイナスとなった。サービス業は0.4%増加した。

 実質GDIは1.3%減少した。