韓国GDP、第4四半期は前期比-0.2% 輸出不振などで予想外に減

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[ソウル 25日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)が25日発表した2017年第4・四半期の国内総生産(GDP)速報値は季節調整済みで前期比0.2%減と、2008年第4・四半期(3.3%減)以来の低成長だった。強いベース効果(前期に増加した反動)がみられたほか、「秋夕(チュソク、中秋節)」の連休で工業生産が抑制された。

市場予想は0.1%増だった。7年ぶりの大幅な伸びだった第3・四半期の1.5%増からも鈍化した。

前年比では3.0%増となり、第3・四半期の3.8%増から鈍化。市場予想は3.1%増だった。

2017年通期のGDPは3.1%増と、16年の2.8%増から加速した。

中銀は「(前期比でのマイナスは)第3・四半期が1.5%の非常に高い伸びを示したことによるベース効果が原因だ。秋夕の連休で10月の営業日は短くなり、工業生産活動に影響が出た。ただ、成長のモメンタムは現在強固であり、継続している」との見方を示した。その根拠としては、17年下半期(7─12月)の成長率が上半期(1─6月)よりも加速したことを挙げた。

輸出や投資主導による成長は、17年の急拡大を経て減速している。この日の指標により、中銀の今年の金融引き締めは緩やかなものになるとの広範なコンセンサスが強まった。

輸出は前期比5.4%減。第3・四半期は6.1%増加していた。輸出の減少にもベース効果がみられた。メモリーチップの販売が海外で増加し、自動車の輸出が減少した分を補完したという。

個人消費は1.0%増と、0.8%から加速した。

設備投資は0.6%減だった。建設投資は3.8%減だった。

KB投資証券のエコノミスト、Moon Jung-hui氏は今年について、内需が輸出の伸び鈍化の影響を補うと予想。「2017年にみられたような投資と輸出の伸びを今年は維持できず、伸びは鈍化するだろう。GDP統計が示すように、良いニュースは個人消費が上向いていることであり、今年の成長を後押しするだろう」と述べた。

*内容を追加しました。