執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと

食事の量を減らさなくてもみるみるサイズダウン。
塩分には体に水を溜め込み、食欲増進の作用も。塩分を控えれば、むくみがとれてスリムに!

塩分の強い食事は体をむくませ、特に下半身太りに

ダイエットで砂糖や油のとり過ぎは注意しても、カロリーゼロの調味料「塩」はノーマーク、という人も多いはず。ところが、一条式減塩ダイエットを提唱しているマイケル一条先生によると、「甘いもの好きなのにヤセている人はいますが濃い味が好きでヤセている人は、まずいません」。塩分の多い濃い味付けこそ、太る原因なのだとか。

その主な理由は、水分の代謝が低下することにあります。生きていくために、体内の塩分濃度は一定に保たれなくてはいけません。人間の体は約0.9%の塩分濃度に保たれていますが、塩分をとり過ぎると、この濃度を薄めるために大量の水分を溜め込むことに。たまった水は重力の関係で下半身に集中するため、むくんでどっしりとしたシルエットになっていきます。

また、塩は胃酸の分泌を活発にして食欲を促す効果もあるので、食べ過ぎで脂肪も増加。カロリーを減らすのではなく、塩を減らしてうす味にするだけで水分代謝が上がり、下半身がほっそり。1日の塩分摂取量は6gが理想ですが、ストレスを感じない範囲で、少しずつ減らしていけばOKです。

無理なく塩分を控える6つのコツ

塩分を控えた食事からイメージするのは、味気ない病院食のようなもの。毎日の食事が塩分控えめだと、せっかくの食事が楽しめません。でも、下記のコツを活用すれば、我慢することなく塩を減らすことができます。

コツ1 塩を控える

料理に使う塩やしょうゆを減らしたり、味の濃いメニューや加工食品を控えるだけ。少しずつうす味に慣れ、最終的には理想値の塩分1日6gを目指しましょう。

コツ2 カリウムをとる

塩分を体内から排出する働きがあるカリウム。りんご、キウイなどのフルーツや、ほうれん草、ブロッコリーなどの野菜に豊富なので、積極的にとりましょう。朝食や、塩分をとり過ぎてしまった後の1食をフルーツや野菜だけにするのもおすすめです。

コツ3 だしや食材のうま味を加える

かつお節や昆布など、だしのうま味を利用しましょう。桜エビやえのきだけ、トマトなど、うま味を多く含む食材も上手に使って。

コツ4 酸味で塩分不足の物足りなさをカバー

役立つのが、レモン、ゆず、すだち、酢などの酸味。酸味をきかせると味が引き立つので、塩分控えめの物足りなさを感じにくくなります。

コツ5 ハーブやスパイスで味にメリハリを

料理の味を引き締めたり、風味を引き立ててくれるのが、ハーブ(バジルやミントなど)とスパイス(カレー粉など)です。嗅覚を刺激し、満足感がアップするので無理なく塩分を減らせます。

コツ6 運動や入浴をする

汗をかくことでも塩分を排出することが可能です。塩分は玉のような汗をかいたときに出るので、有酸素運動、または半身浴(湯温38〜40℃)なら、20〜30分程度を目安に行いましょう。