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なんでしょうかねモヤモヤ感。

SNSで今最も大きな問題のひとつは、フェイクニュース。なんとかしたい、ニセの情報に踊らされたくないと思うのはみな同じでしょう。ただ、フェイクを見極める難しさこそ最大の障壁です。このわかりきった難題に対して、Facebook(フェイスブック)は新たな仕組みを導入することで立ち向かおうとしています。新たな仕組みとは…ユーザーみんなの力。

マーク・ザッカーバーグCEOが、1月19日付けのFacebookポストにてこの試みについて語っています。

運営側で決定してしまうこともできるけれど、その方法には違和感を感じます。外部の専門家に頼む方法もあるけれど、それは自分たちの決定権を外に委ねることになるし、客観性という問題もクリアできません。ならば、ユーザーに、コミュニティにフィードバックしてもらえばいいのではないでしょうか。コミュニティが、どのソースは信用できるのがをランク付けする、それが最も客観性があるやり方だと判断しました

というわけで、ザッカーバーグ氏が発表した新たな取り組みは、Facebookという場所を使うみんなで、みんなが見る、みんなのニュースの基準を高めましょうよという方法。運営でも専門家でもなく、実際にサービスを利用する人々=コミュニティで判断したらいいじゃんという方法。自分のことは自分でやろうという方法。

とても理想的に聞こえますが、なんでしょうかねモヤモヤ感。ユーザーがフィードに流れるニュースを判断できないからこそ、フェイクニュースは広まり、広まるからこそますます問題になるわけで。なのに、そもそもニュースが流れてくるソース自体の信頼度をユーザーがランクづけするなんてできるのでしょうか。なんか、グルグルまわっているような。卵とにわとりどっちが先か問題のような。なんでしょうかねモヤモヤ感。

ニュースソースをコミュニティに判断させるやり方として、Facebookが使うのはアンケートです。「このニュースのソース、知っていますか? 信頼していますか?」という質問を既存のアンケートに盛り込み、さまざまなメディアをランクづけしていく予定なんだそう。

ユーザーコミュニティにまかせるぜ!というこのやり方、Facebook側に言い訳できる環境も与えてしまいますよね。フェイクニュースだとわかっても、自分たちで決めたガイドラインにそって流れてきたニュースでしょ?と。運営側に言われても、あなたたちで決めたことでしょうもん?と。

本当に、ユーザーアンケートによるランクづけでニュースフィード向上、ひいてはフェイクニュース対策になるのでしょうか。何事もやってみないことにはわかりませんが、なんでしょうかねモヤモヤ感。いや、私が集合知を過小評価しているのでしょうか。いや、Facebookが過大評価しているのでは。うーん。なんでしょうかねモヤモヤ感。


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Source: Mark Zuckerberg via Facebook

Bryan Menegus - Gizmodo US[原文]
(そうこ)