24日、来月9日の平昌五輪開会式で韓国と北朝鮮の選手が共同入場行進する際に掲げる「統一旗」に竹島が描かれていないことが分かった。韓国メディアがその理由を報じている。資料写真。

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2018年1月24日、来月9日の平昌五輪開会式で韓国と北朝鮮の選手が共同入場行進する際に掲げる「統一旗」に竹島が描かれていないことが分かった。韓国・ニューシスがその理由を報じている。

報道によると、平昌五輪のメーン会場となる平昌アルペンシアリゾートで23日、五輪開会式に関するメディア説明会が行われた。説明会で五輪組織委員会のキム・デヒョン文化局長は「(朝鮮半島が描かれた)統一旗には済州島以外の島は描かれない」と明らかにし、日本と韓国が領有権を主張する竹島についても「前例に従うことにしたため、日本との問題が発生する余地は全くない」と強調した。

これまでも統一旗には竹島が描かれないケースがほとんどだったという。統一旗が初めて登場したのは1991年の世界卓球選手権だが、当時の統一旗にも朝鮮半島と済州島以外は描かれていなかった。しかし、2006年のトリノ冬季五輪と07年の長春冬季アジア大会では竹島を描いた統一旗が登場した。日本の領有権主張に断固として対応すべきとの主張が韓国で強まっていたためだ。

また、統一旗に竹島を描くことについて、国際オリンピック委員会(IOC)が反対の立場を示しているとの説もあるという。IOCは「政治的な行為を禁止する」という五輪のルールに反すると指摘している。

ニューシスは韓国でアイスホッケー女子の南北合同チーム結成に対する批判の声が強いことを紹介し、「統一旗に独島が描かれないとの事実まで加わってしまった」と平昌五輪へのさらなる反対世論を懸念している。

これについて、韓国のネットユーザーからは「『独島は日本領』と言っているように聞こえるのは私だけ?」「敏感で重要な独島問題を前例に従って処理するなんて信じられない」「日本のご機嫌取り?」「文在寅(ムン・ジェイン)大統領は親北、親中、親日。最悪だ」「日本に笑われる」「文大統領の最大の短所は他国に低姿勢過ぎるところ。国の格が下がる」「そんなことなら韓国の国旗を掲げた方がいい」などとやはり厳しい声が数多く上がっている。(翻訳・編集/堂本)