自動運転ウェイモが「渋滞都市」アトランタに進出へ

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アルファベット傘下の自動運転企業「ウェイモ(Waymo)」が、激しい交通渋滞で知られるジョージア州アトランタで試験走行を開始する。同社は2018年中にアリゾナ州フェニックスで自動運転車による配車サービスを開始する予定だが、アトランタはさらに課題の多い都市となるだろう。

「アトランタの皆さん、ウェイモはアトランタの中心部で試験走行を開始します。現在はアリゾナ州の公道で世界初の完全自動運転車を走らせていますが、より多くの都市にサービスを普及したいと考えています」と同社はツイッターに投稿した。

ウェイモはフェニックスのほかにも、カリフォルニア州のマウンテンビューやカリフォルニア、サンフランシスコ、テキサス州オースティン、そしてワシントン州カークランド(シアトル近郊)で試験走行を実施している。グーグルの自動運転プロジェクトを商用化するべく2016年に設立されたウェイモは昨年、雪道や凍結した路面での走行を自動運転車に学ばせるべくミシガン州でも試験運転を開始するとも発表していた。

ウェイモは2017年の下半期からフェニックスで、セーフティードライバーが乗車しない完全自動運転車の試験走行を開始しており、今年中には初めての完全自動運転車による配車サービスを開始すると述べている。

アトランタに乗り込む自動運転開発会社はウェイモが初めてだ。ライバルのGM傘下の「クルーズオートメーション」や「nuTonomy」などは、マンハッタンやボストン中心部などでも試験走行を開始している。

アトランタはフェニックスと同様に晴天が多く冬も温暖であることから自動運転車に優しい環境だと言える。一方で交通渋滞がひどい都市ランキングでは、アトランタはロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコに次いで4位に入っている。

アトランタでの試験走行がいつ始まるのか、また何台の自動運転車が投入されるのかについては発表されていない。ジョージア州のネイサン・ディール知事は「自動運転車は交通安全を大きく改善できる可能性を秘めており、ウェイモがジョージア州に来ることを大変うれしく思っている。交通の未来を形作る取り組みに我々も参加できることを誇りに思う」と声明の中で述べた。