グリーンジャンボにかわって新登場の「バレンタインジャンボ宝くじ」と、「バレンタインジャンボミニ」が、1月31日(水)から全国で発売となるのに伴い、「ジャンボ宝くじ」CM キャラクターの役所広司と島崎遥香、ゲストとしてEvery Little Thingの持田香織、伊藤一朗が出演する新TV-CM『バレンタインジャンボ宝くじ「侍のバレンタインデート」篇』など全7篇が、1月25日(木)から全国で順次放映開始となる。

現代にタイムスリップした侍(役所広司)が、ひょんなことから出会った現代の少女(島崎遥香)とともに、ジャンボ宝くじの魅力を知っていく姿をコミカルに描くCMシリーズは、昨春の第1弾放映以来、好評のシリーズ。

最新作では、Every Little Thing(以下 ELT)の持田香織が侍のデート相手として、伊藤一朗がレストランのウェーターとして新たに登場。大勢のカップルでにぎわう遊園地、オシャレなレストランを舞台に、バレンタインデートを満喫する侍と持田のほほえましい姿が、ひそかに二人を尾行(?)する島崎と友人によるコミカルなシーンとともに描かれる。

一番の注目ポイントは、侍が持田からプレゼントを渡される場面。心底うれしそうな表情を見せる侍と、 箱の中身に興味津々でのぞき見する島崎たち、そしてELTの二人の貴重な共演シーンなど、見どころ満載のストーリーとなっている。

撮影では、コミカルなアドリブで持田の笑顔を引き出す役所広司の姿が。メリーゴーランドのシーンでは、侍らしく慣れた仕草で、まるで本物の馬のようにメリーゴーランドの馬を操り、周囲の笑いを誘っていた役所。「得意満面といった感じで」という監督のリクエストに応え、大きく胸を張って大名行列のように堂々たる騎乗を見せたかと思うと 、今度は子供用の安全ベルトを手綱に見立て、「ハッ!ハッ!ハッ!」と腰を浮かせて馬を追い立てるように演技してみせるなど、ひょうきんなアドリブを連発し、スマホを構える持田や現場のスタッフを爆笑の渦に巻き込んでいた。

また、乗り物デート中の2人の対照的な表情に、監督も大爆笑。
放射線状に回転し、二人で協力してペダルをこ ぐと昇降する「バタフライダー」のシーン。並んで腰かけることで、お互いの距離がグッと近付くデートにはぴったりの乗り物だが、メリーゴーランドでの馬上の雄姿はどこへやら、怖がって身をすくめ、ペダルをこぐどころではない、顔が引きつった状態の役所。一方の持田は、「キャー!」 と無邪気に歓声を上げて大はしゃぎし、一人でも勢いよくペダルをこぐなど、二人の表情、アクションの落差がユニークで、モニター越しに見守っていた監督から何度も大きな笑い声が。

そして、島崎の温かいまなざしに伊藤がリラックス。侍とわずか数十センチの距離まで大胆に近付いたり、隣のテーブルから手を丸めて望遠鏡を作って“ ガン見”したりするなど、コミカルな演技を、友人役の女性と息を合わせて、楽しみながら演じていた。途中参加の伊藤も温かいまなざしで迎え入れ、スマホのシャッターを押す指が震えるほど緊張してい た伊藤から「島崎さんのお陰でリラックスできました」と感謝される場面もあり、本番での掛け合いこそ少なかったものの、休憩中は出演者同士、和やかに談笑するシーンも見られた。

監督曰く「ココが一番の目玉!」という、持田のプレゼントを開けた直後の侍のリアクション。監督から「目一杯チャーミングな感じでお願いします」と指示を受け、「できるかなぁ」と頭をかいた役所だが、本番ではすっかり覚悟を決めて、素晴らしい芝居を披露し、現場を盛り上げていた。ここでは役所のアップを長回しで収録したため、途中、あま りにも長いと感じた役所の方から「もう10秒ぐらいたちましたよね?」と質問があると、監督が「いえ、まだ6、7秒です!」と応じる場面も。そうして粘って撮影したこだわりのOK カットは、侍とコンビを組む島崎から「侍の可愛らしい一面が楽しめる」とお墨付きをもらうほどのベストショットとなった。

他にも、役所が持田に対し、「ミニも、欲しいでござる!」と懇願する シーン。「あと一押し、侍なりの“おねだり”を目だけで表現してほしい」という監督の要求に対して、困り果てた役所は自ら持田の方に手を伸ばし、ミニの箱を取ってしまうというハプニングがあった。これにはさすがの役所も「これ以上おねだりのしようがなくて、つい無意識に」と苦笑い。あまりにもほほえましいNGに、持田はもちろん、近くで見ていた島崎と伊藤もほっこりしていた。

<役所広司、島崎遥香、持田香織、伊藤一朗 インタビュー>

――バレンタインジャンボ宝くじのCM撮影はいかがでしたか?

島崎
今までの4作品に比べると、侍もずいぶん現代の社会になじんできていますよね。初めての遊園地で持田さんと一緒に乗り物に乗るシーンがあるんですけど、怖がって縮こまっている侍の後ろ姿を、撮影中もちょっとかわいいなと思って眺めていました(笑)。今回は、侍のかわいらしい一面が楽しめるCMになるんじゃないかなと思います。

――持田さんと共演した感想をお聞かせください。

役所
光栄です。初めてお会いしましたが、おしとやかで、大和撫子みたいで、ホントに楽しかったです。でも、聞くところによると、持田さんはコンサートになると豹変されるそうなので、ぜひ宝く
じを買って、ELTのコンサートを当ててほしいなと思います。

――持田さんは役所さんと共演して、いかがでしたか?

持田
子供の頃から役所さんを見て育ってきたので、もう夢のようなというか。撮影中、お芝居の中で見つめ合う瞬間がたくさんあって、あ、また見つめてもらえたみたいな感じで。貴重な時間をありがとうございました。

――伊藤さんは役所さんと持田さんのツーショット写真を撮るシーンで初登場しました。

伊藤
あのシーンでは、スマホを押す親指が震えました(笑)。僕は皆さんよりも、ちょっと遅めの参加だったので、朝からずっと緊張していたんですけど、島崎さんをはじめ、皆さんが温かく見守ってくれたお陰でうまくいった気がします。このCMをいつも楽しく見させていただいていたので、役所さんの侍のいでたちを間近で拝見させていただいて、もう感無量でございます。

――ELTのお二人でCM出演された感想は?

伊藤
二人そろって出演というのは少ないので、とても新鮮でしたね。彼女が歌っているところはたくさん見ていますが、撮影で、「あ、いま緊張してんじゃないかな」みたいな姿を見る機会はなかなかないので。

持田
おっしゃる通り、一朗さんと一緒にCMに出る機会はそんなに多くないかもしれません。あ、今回もそれほど会ってないか(笑)。でも、やっぱりメンバーなので、近くにいると安心しますね。「あ、いっくんだ!」みたいな感じで。

――「バレンタインジャンボ宝くじ」にちなんで、バレンタインの思い出をお聞かせください。

役所
子供の頃、バレンタインデーが来ると、もらえもしないのに、なんかソワソワソワソワする自分が嫌だなぁと思っていました。全然モテなくて、モテる友達からチョコレートを分けてもらっていたぐらいですから。

島崎
私たちが学生の頃は、“友チョコ”がはやっていて、異性同性関係なく、学校で友達に渡す感じでした。

持田
毎年スタッフの方にあげるチョコを、いっぱい買いに行くタイプだったんですけど、お返しする方も大変だなと思うようになってから、ちょっと控えています。でも、選んでいる時はすごく楽しいですね。

伊藤
バレンタインは甘酸っぱい思い出っていうんですかね。好きな子からどうしてもらえないんだろうという葛藤に、子供ながらしょぼくれていた思い出があります。

――「バレンタインジャンボ宝くじ」の一等・前後賞合わせて3億円が当たった時にかなえたい夢は?

持田
貯蓄もちょっとさせていただきつつ、やっぱりみんなで集まってワイワイみたいなライブがとっても楽しいので、その制作費に使いながら…。

伊藤
え、自腹?

持田
アハハハ。そういう使い方も良いかなって。外の何にもないところにサーカスみたいに組み立ててライブをやったら、すごく楽しそうですね。

伊藤
持田さんの建設的な意見の後で非常に申し訳ないんですけど、僕は高額なギターを買えるだけ買って、部屋に並べてじーっと見つめていたいです。