スマートLED電球「TRÅDFRI(トロードフリ)」。サイズ大きめでずっしりとくる重量感

 久しぶりにIKEAに出かけて見つけたのが、この「TRÅDFRI(トロードフリ)」というスマートLED電球。Philips Hueで言うところの「ホワイトグラデーション」に相当する白〜電球色で、どうやら、そのPhilips Hueと互換性があるらしい……ということがわかり、光りの速さで調光スイッチと電球1個がセットになっている「調光キット」を購入した。

 「互換性がある」と言ったのは、Hueブリッジとトロードフリを接続して、Hueと同じようにスマートフォンアプリから制御できるようになる、という意味。本来はHueブリッジと似た役割をもつトロードフリ専用のゲートウェイを介して制御するのだけれど、今のところ日本国内ではゲートウェイが販売されていない。なので、代わりにHueブリッジを使って運用してみよう、というわけ。

調光スイッチと電球1個がセットになっている

 つまりトロードフリをスマートフォンから利用するためには、Hueブリッジがあることが前提になるのだが、それでも調光キットの価格が2999円、電球単体は2499円(E26口金)。実売3500円程度のHue(ホワイトグラデーション)単体よりも1000円ほど安い。本当にHue互換であれば、そこそこリーズナブルに自宅全体をスマートライト化できることになるだろう。

 さっそくHueと一緒に使いたいところだが、公式のHueアプリからトロードフリを操作するにはその前にひと手間必要。公式ではない別のアプリが備える「タッチリンク」という機能で、Hueブリッジとトロードフリをペアリングする必要がある。Androidでは「Hue Essentials」、iOSでは「Hue Lights」を使おう。

ここではAndroidアプリ「Hue Essentials」を使用

メニューから「すべてのランプ」を選ぶ

画面右下の「+」をタップ

トロードフリにHueブリッジを近づけて……

「タッチリンク」ボタンをタップ後、「ライトを探す」ボタンをタップ

トロードフリを検出できた

 それらのアプリ上でペアリングが完了すると、Hue公式アプリ上でもトロードフリが見えるようになる。ルームと関連付ければHueと同じように制御可能だ。オンオフはもちろん、明度、色温度の変更もHueと全く変わらず、スムーズに行なえる。

Hue公式アプリにトロードフリが出現

区別が付きやすいように名前を変えておく

アプリからHueと同じように調光操作が行なえた

 ただ、明るさは少し異なる。Hueが800ルーメン、調光キットのトロードフリが980ルーメンという仕様になっているからか、明度を最も落とした状態でも、最も上げた状態でも、トロードフリの方がわずかに明るい。リビングなどには向いていると言えそうだけれど、ほんのわずかに灯らせておきたいこともある寝室のような場所では、個人的にはHueの方が好ましいと感じる。

電球色で明るさ最大時を比較。左のトロードフリの方が少しだけ明るい

明るさを最低にしてもトロードフリの方が明るい

 また、Hueブリッジと接続してスマートフォンから制御できるようにすると、トロードフリと調光スイッチのペアリングが解除されるので注意。改めて調光スイッチとペアリングすると、今度はHueブリッジとのペアリングが解除されてしまうので、排他制御になっているようだ。

 調光スイッチと一緒に使うか、あくまでもスマートライトを実現するためにスマートフォンと連携させておくか、どちらかを選ばなければならない。トロードフリの調光スイッチは、HueのDimmerスイッチよりレスポンスが良く、使い勝手もいいだけに残念。Hueのスマートホーム環境に追加していけるのはうれしいが、同時に調光スイッチも使いたいならHue純正ライトを揃えるのが無難かも。

レスポンス良くオンオフを切り替えられる調光スイッチ。マグネットの力で皿状のホルダーと本体がくっつく仕組み。このホルダーは、ネジや付属の両面テープで壁などに設置できるようになっている。Hueブリッジと接続すると使えなくなるのは痛い

トロードフリ(左)とPhilips Hue(右)。トロードフリはスタンダードな電球の形をしている。デザインの好みで選ぶのもアリだろう

製品名 販売元 購入価格 TRÅDFRI IKEA 2999円(税込)