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日本テラデータは1月23日、2018年度の経営方針説明会を開催した。この中で昨年9月に新社長に就任した高橋倫二氏は、より業種に特化していく方針を打ち出した。

高橋氏は日本IBM、レッドハットを経て、テラデータに移っているが、同氏はテラデータに移籍した理由を次のように説明した。

「テラデータは売切モデルからサブスクリプションモデルへの移行期で、IBMで売切モデルを、レッドハットでサブスクリプションモデルを経験した私なら協力できると考えた。また、お客様のイノベーションのためにソリューションを提供する部分で自分の経験がお役に立てることができるほか、Everywhereというコンセプトを掲げ、当たり前のようにクラウドで分析し、オンプレミスとのハイブリッドでも利用ができ、いろいろな選択を提供できる点がすばらしいと思った」

また、同社のビジネス状況については、「金融、自動車分野で新規顧客が獲得でき、上流工程であるビジネスアナリティクス部門が計画比175%を達成し、大きく伸びている。金融、流通を中心にクラウドビジネスの案件が出てきているのが特徴だ」と伸べ、2018年の戦略として、自動車や金融業界に注力する点を挙げた。

同氏によれば、銀行はかなりアナリティクスが進んでいるが、損保、生険はまだまだ空きがあり、自動車業界はさまざまな領域があり、裾野が広いという。

そのために、ECと通信に特化した「EC&Communication事業部」を新設したほか、自動車産業に特化した「自動車産業事業部」を新設した。

また、組織改革では、サービス部門を1つにし、「Think Big Analytics」と「エンタープライズ・データ・コンサルティング本部」を統合し、Think Big Analyticsブランドで、上流工程のコンサルティングから実装までを包括的にサポートするという。

「統合することで、1つのサービスで一気通貫で提供でき、わかりやすい。ブランドも統合し、アナリティクスに特化した組織を作った。これは日本初の取り組みだ」(高橋氏)

Think Big Analyticsエリア・ディレクター 小峰誠司氏

Think Big Analyticsの差別化ポイントについては、Think Big Analyticsエリア・ディレクター 小峰誠司氏は、ビジネスにフォーカスした知見、経験、知的財産(IP)知識があるコンサルタントがおり、トレンドを顧客に伝達できる点、分析方法論「RACE」を利用して、アナリティスサービスを構想/準備から評価まで最短6週間で提供できる点、Teradata Everywhere戦略によって、クラウドやオンプレミス、ハイブリッドといったプラットフォームのほか、サブリクプションモデルなど支払い方法など、複数の選択肢を提供できる点を挙げた。

高橋氏は、現状のアナリティクス分野の課題として、活用されていない、活用方法がわかっていないデータが眠っている点を挙げ、そのために、今後は積極的に事例を紹介していくという。

そして、「たくさん事例を紹介することで、イノベーションのヒントになる。今後は、世界に日本の事例を紹介できるようになりたいと思っている」と語った。