【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の当局者は23日、平昌冬季五輪(2月9日開幕)に合わせた北朝鮮「芸術団」の韓国での公演について、会場と日時を北朝鮮との書面による協議で決定すると記者団に伝えた。

 韓国と北朝鮮は、平昌五輪の期間中に北朝鮮・三池淵管弦楽団の約140人からなる芸術団がソウルと五輪競技場がある江陵で公演を行うことで合意している。同管弦楽団の玄松月(ヒョン・ソンウォル)団長率いる視察団7人が21〜22日に訪韓し、江陵で2カ所、ソウルで3カ所の会場候補を下見した。

 この当局者は、玄氏らは実務点検団だったとし、公演の会場や日時は内部の調整を経て追って決定することにしたと説明した。視察団が下見していない会場が使われる可能性については「あまり時間がないため、ほかの場所にはならないだろう」と答えた。

 また、視察団がソウルの会場候補を回った際、北朝鮮との融和姿勢を嫌う保守団体がソウル駅付近で北朝鮮の国旗に火をつけるなどの抗議デモを行ったことに対する政府の立場を問われると、「相互尊重の精神で南北関係の改善と朝鮮半島の平和・繁栄に向け努力する必要がある」と述べ、北朝鮮の平昌五輪参加に問題が起きないよう準備する考えを示した。

 玄氏ら視察団は下見した会場候補のうち、江陵では約1カ月前に完成したばかりの江陵アートセンター、ソウルでは南山の国立劇場・ヘオルム劇場に長時間いたことから、この2カ所が会場として有力視されている。