全豪オープンテニス、男子シングルス4回戦。健闘をたたえ合うチョン・ヒョン(左)とノバク・ジョコビッチ(2018年1月22日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)は22日、男子シングルス4回戦が行われ、チョン・ヒョン(Hyeon Chung、韓国)は7-6(7-4)、7-5、7-6(7-3)で大会第14シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を撃破し、準々決勝進出を決めた。

 ボールを追いかける際には明らかに疲労の色が出ていたジョコビッチから、試合時間3時間21分に及ぶ接戦の末にロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で金星を挙げた21歳のチョンは次戦、準決勝進出をかけてテニス・サングレン(Tennys Sandgren、米国)と顔を合わせる。

 2年前の全豪オープン1回戦ではジョコビッチがチョンをストレートで退けていたが、この日は韓国男子初の4回戦進出を決めたスターが競りながらも当時とは逆の結果を手にした。

 試合中に右肘に治療を受けただけでなく、ボールを追いかける際には腰か股関節に痛みを抱えている様子だったジョコビッチに対し、落ち着きを維持してキャリア最大の勝利を手にしたチョンは試合後、「今夜の試合に勝てるかどうかは分からなかったが、とにかく再びノバクと戦えるのは光栄だった」と語った。

「ノバクは私のアイドルで、小さい頃は彼のまねをしていた。ベースラインを得意とするだけでなく、精神的にも非常に強かったから、彼みたいにプレーしたいと思ったんだ。信じられないよ。夢がかなった」

 急成長中のチョンは昨年11月、アンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)をはじめ、カレン・カチャノフ(Karen Khachanov、ロシア)やデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)といった同年代の若手選手が出場したネクストジェネレーション・ATPファイナル(Next Gen ATP Finals)を制していた。

 一方のジョコビッチは、昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)以来半年ぶりの復帰戦となった今大会で4試合を戦った影響からか疲れもみえたが、「チョンの方が決定的な場面で勝っていた」「彼は自分の力で勝利をつかんだ。少なくとも自分も勝利を手放すのではなく、彼から奪い取りにいきたかった。でも彼はやってのけた。よくやったよ」と勝者をたたえた。
【翻訳編集】AFPBB News