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世界経済のリスクになりうる
トランプ大統領の「不適切」発言

 トランプ大統領の不適切な発言が世界的な波紋を呼んでいる。これまでも、同氏はさまざまな発言で物議をかもしてきた。今回、1月11日、アフリカ諸国やハイチなどからの移民に対する大統領の発言は見逃せない。

 それは、世界がタブー視してきた人種差別的な発言と受け取られる。国連関係者がトランプ氏を非難したのは当然だ。トランプ大統領は頭に浮かんだことをすぐに口にする“癖”があり、何度も“舌禍”を起こしてきた。そうした行動が続くことは、米国だけでなく、世界全体の政治・経済・安全保障の無視できないリスクになるかもしれない。

 現在のところ、トランプ大統領の支持率は低下していない。昨年末、支持率は35%に低下したが、足元では39%程度で踏みとどまっている。その背景には、白人労働者などのコア支持層の存在があるといわれている。

 逆の見方をすると、当選当初から低かった支持率は上昇する気配を示していない。“岩盤”であるコア支持層は離反していないものの、トランプ大統領に対する支持層が広がっていないことがわかる。今年11月の中間選挙が近づく中、そうした傾向がどのような状況を作り出すかが注目される。

 11月の中間選挙で共和党は苦戦を強いられる可能性がある。仮に共和党が過半数を割ると、トランプ政権が思ったように政策を進めることができず、起死回生を狙って常識外の政策を打ち出す恐れがある。トランプ大統領の言動は、世界経済を混乱させるリスク要因と考えるべきだ。

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