外国人観光客が多く訪れるソウル・明洞(資料写真)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国観光公社は22日までに、2017年に韓国を訪れた外国人観光客数を前年比22.7%減の1334万人と集計した。中でも中国人客は48.3%急減し417万人にとどまった。米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備に反発した中国が韓国への団体旅行を禁じたことが響いた。

 また、インドからの観光客数が37.0%、インドネシアが21.9%、フィリピンが19.4%、それぞれ減少した。これらの国は中国のクルーズ船乗務員に占める割合が高い。

 日本人観光客数は昨年初めに増加傾向だったが、北朝鮮のミサイル発射への懸念から5月以降は訪韓を控えるようになり、年間では前年比0.6%増にとどまった。同じく米国とカナダがそれぞれ0.3%増とほぼ横ばい。英国は6.7%、ドイツは0.4%、それぞれ減少した。

 一方、ベトナムは29.2%増加した。台湾(11.1%増)やロシア(15.6%増)、モンゴル(31.3%増)、カザフスタン(30.6%増)からの観光客数も伸びた。

 韓国は訪韓客の多様化に取り組んでおり、アジア・中東の観光客が全体に占める割合は16年の25%から17年は33%に拡大し、中国(31%)を上回った。

 観光公社の担当者は「昨年のインバウンド(訪韓外国人客)はTHAADや北朝鮮核問題の影響で大きな打撃を受けたが、THAADを機に特定の国・地域への依存度引き下げと観光市場の体質改善が必要との認識が広がったという面ではプラスの効果もある」と説明した。