気づかないうちに個人情報が流出? SNSに写真が無断で投稿される「フォトハラスメント」が怖い

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本人が気づかないうちに個人情報が流出しているトラブルがある。これは決して他人事ではない。

SNSに投稿した写真に、たまたま一緒に写っていたことから、タグ付けされて個人情報が調べられてしまう。
そんな危険がある、ということご存じだろうか。

これは「フォトハラスメント」と呼ばれる新しいハラスメントであり、
最近、注目されつつある。

そんなフォトハラスメントについて、日本法規情報株式会社の運営する「相談サポート」が興味深い調査結果を明らかにしたので、ここで紹介しよう。


■フォトハラスメントとは?
SNSに投稿された写真が元で、本人が意図しないトラブルに見舞われること。
友達でも、無許可で写真をSNSに投稿された場合、肖像権の侵害となることに注意したい。

さらに写真にタグ付けされたことから、個人情報が他人に調べられることもある。


■フォトハラスメントの認知度は4割
フォトハラスメントは最近、注目されているが、認知度はどれくらいあるのか?

「フォトハラスメントという言葉を知っていますか? 」という質問に対して、
・はい  40%
・いいえ 60%

フォトハラスメントは新しいハラスメントということもあり、全体の約6割の人がしらない。
しかし、すでに約4割の人が「フォトハラスメント」という言葉を認知している点は非常に興味深い。
かくいう筆者は、日頃からネットを見ていることもあり、フォトハラスメントを知っていた。





■無断で写真を投稿されるのは不快7割超
さて、許可なく、自分の写真をSNSに投稿されてしまうことを、当の本人はどう感じているのだろうか?

「仲のいい友人や職場の人が自分に許可なくSNSに勝手に写真をアップすることはフォトハラスメントだと思いますか? 」という質問に対して、
・はい   76%
・いいえ  24%

無断に写真を投稿されることを不快に思う人のほうが多い。
友達や同僚で仲が良い人であっても、SNSに勝手に写真を投稿することはフォトハラスメントと感じる人が8割近くいるわけだ。





■フォトハラスメントはプライバシーの侵害
では、フォトハラスメントについて、どう思っているのだろうか?

「SNSに写真をアップすることがハラスメントにあたる理由」をあらかじめ用意して質問したところ、
・プライバシーの侵害に値するから          47%
・写真を悪用されるかもしれないから         28%
・どんな写真が投稿されているか不安を抱くから  18%
・写真を撮られることが苦手だから   5%
・その他 2%

無断投稿はプライバシー侵害だと思う人が多数いる。
自分の写真がSNSに投稿されることによって、見ず知らずの人に写真を悪用されるのも怖い話だ。





■身元が特定されてしまうと感じる人が4割超
「無断で写真が投稿されることについての危険性」について、あらかじめ用意して質問したところ、
・身元が特定されてしまう 46%
・写真が悪用されてしまう 38%
・行動範囲が把握されてしまう 10%
・その他 6%

いずれも自分の知らないところで、自分の写真が出まわることに対して、強い危機感を抱いていることがわかる。





■フォトハラスメントの対処法
フォトハラスメントには、どう対処すればよいだろうか?

真っ先に考えられるのは、削除依頼だ。
具体的には、
・写真を投稿した人に削除依頼
・SNSの運営会社に相談
ということになるだろう。

さらに損害賠償を請求する場合には、加害者を特定しないと、法的な措置はとれない。
・プロバイダーに発信者情報の開示をお願いする(プロバイダー責任制限法)
・弁護士に相談

いずれにしても、当事者にとっては不快なうえに、手間の掛かる作業だ。


フォトハラスメントはハラスメント行為なので、仲の良い人であっても無断で写真を投稿すべきではない。自分が良かれと思っても、本人は不快に感じているかもしれない。

またSNSに投稿するということは、誰にでも見られるということ。無断に投稿された写真が見知らず人の手に渡ることで、さまざまなリスクにさらされる危険性があることにも注意したい。
たとえば、無断に投稿された写真が出会い系サイトや、怪しげな商品の体験者などの写真に使われることも考えられる。

写真を無断でネットに投稿するという何気ない行為がもとで、さまざまなリスクにさらされるわけ可能性があるからだ。


ITライフハック 関口哲司