ももいろクローバーZが21日に幕張メッセ9〜11ホールにて、2018年最初の大型ライブ『ももいろクローバーZ 2018 OPENING 〜新しい青空へ〜』を開催し、会場には29,765人、ライブビューイングに7,472名の計37,237人を動員した。

事前に告知されていた通り、この日のライブで有安杏果がももいろクローバーZから卒業をし、4人体制で新たなスタートを切った。会場には卒業を見守りに3万人を超えるモノノフ(ももクロのファンの総称)が集まった。

『overture 〜ももいろクローバーZ参上!!〜』でステージにポップアップで登場したメンバーはももいろクローバー“Z”となって初めての楽曲、『Z伝説 〜終わりなき革命〜』を披露。その後も『未来へススメ!』、『ゴリラパンチ』、『仮想ディストピア』と続き、序盤から会場は大きな盛り上がりを見せた。ステージの後方にある巨大なLEDのスクリーンには楽曲に合わせて、メンバーの写真が移り変わることによって、歴史や成長を見て感じることもできるパフォーマンスであった。

幕間は有安杏果にフィーチャーした映像が流れ、会場は寂しがる人がいながらも歓声で溢れた。その後、衣装チェンジをしたメンバーが登場。『BLAST!』や『行くぜっ!怪盗少女』など人気のナンバーを披露した後、『走れ! -Z ver.-』、『モノクロデッサン』ではフロートに5人全員で乗り、サイリウムの光で溢れる会場を一周した。

ステージに戻ったメンバーは一呼吸置いた後、有安の卒業に対するセレモニーが行われ、4人全員が涙を浮かべながら、一人一人有安へメッセージを送った。

高城は「本当に辛い時、手を握ってくれた。」、佐々木は「8年間隣で一緒にいてくれてありがとう。」、玉井は「ネットサーフィンしなくても、ももクロの名前が目に入るように頑張るね。」、百田は「本当は10周年は5人で迎えたかった。でも新しい道で、お互い見つけた夢を叶えられたら良いと思います。ありがとう!」と話し、その後4人から有安へ新曲『新しい青空へ』が披露された。作詞/作曲を前山田健一が手がけたこの楽曲は今までの感謝の気持ちを伝えるため、有安初めてのソロ曲である『ありがとうのプレゼント』の一部が引用されたものだ。

歌唱後、新曲披露というサプライズに言葉がつまる有安であったが、ももいろクローバーZの一員として最後の言葉を4人とモノノフへ感謝を込めて「何よりいつでもどんな時でも優しく、熱く、応援してくれたファンのみんながいたからこの8年間やってこれました。本当に8年間ありがとうございました。」と語った。