(写真提供=SPORTS KOREA)韓国の若者が集う弘大(ホンデ)

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5年連続(2013〜2017年)で外食物価が上昇したという韓国。庶民にとっては苦しい限りだが、そんな韓国の外食業界のトレンドとして、“日本食”が注目されていることをご存知だろうか。

韓国メディアも「外食業界の新たなトレンド、“日本食”」(『MoneyS』)、「外食市場に“日本食”の風…ホットスポットを占領」(『ファイナンシャルニュース』)などと報じているほどだ。

日本の外食チェーンが「プルコギカレー」!?

実際に、韓国に進出している日本の外食チェーンは少なくない。


(写真=CoCo壱番屋韓国ホームページ)


馴染み深い日本のチェーン店が「サムギョプサル寿司」や「プルコギカレー」など、韓国限定のオリジナルメニューを出しているところも多い。

韓国では、うどんや寿司といった典型的な和食だけではなく、「食べ方や調理法、名前などが独特な日本の外食メニューを求める消費者が大幅に増えている」(『ファイナンシャルニュース』)という。

日本の伝統的なすき焼きや、レアのハンバーグを焼き石で食べる形式などが注目されているようだ。

日本式ラーメンも人気。なぜ?

実際に、韓国の若者が集う弘大(ホンデ)や新沙洞(シンサドン)のカロスキルでは、簡単に日本食のお店を見つけることができる。

特に弘大には、「博多文庫」や「和らーめん」など人気ラーメン店が勢ぞろいしているほどだ。

韓国でラーメンといえば「辛ラーメン」のような、辛いインスタントラーメンが主流だったが、最近は日本式のラーメンの人気が上がっているという。

韓国語でラーメンのことを「ラミョン」というのだが、日本式ラーメンのことはわざわざ「ラメン」と日本語読みに近い発音で呼ぶほどなのだ。

それにしても、なぜ日本食のお店が韓国で注目を集めているのだろうか。

背景にあるのは「日本旅行」

多くの専門家や韓国メディアが理由として挙げているのは、日本を訪れる韓国人観光客が急増しているからというもの。

事実、『中央日報』が掲載した昨年末の「格安航空に乗って日本へ食道楽旅行…2017年のトレンドを語る」という記事にもあったように、昨年10月までに560万人もの韓国人が日本を訪れていた。2016年比40%増という爆発的な人気だ。

日本を訪れる韓国人が増えれば、「東京で“虫テロ”に遭った」などとトラブルも相対的に増えてしまうが、それ以上に日本の食や商品に触れる機会は増える。

韓国では近年「日本に行ったら必ず買って帰るものリスト」が話題になるほど、「日本の商品」の情報が溢れているという。

(参考記事:韓国人観光客が必ず買っていく「日本の商品」BEST 6をご紹介!!

日本を訪れることで日本の食を知り、そして韓国でも日本食を求めるようになる。そういった流れが外食業界のトレンドに表れているといえるだろう。

いずれにしても、2018年も日本を訪れる韓国人観光客は増えると予想されているだけに、外食業界に日本食ブームが巻き起こるかもしれない。

(文=慎 武宏)