イギリスのウェールズ地方に伝わる古くからの諺「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」というのは有名ですね。それほどリンゴの健康効果は昔から知れていて、研究が進むにつれてその効果が裏付けられ、新しい知見が発表され続けています。このスーパーフルーツと異名を取るリンゴの効果・効能について見ていきましょう。

リンゴでまず注目は「ファイトケミカル」の効果

リンゴの効果・効能でまず注目されるのが「ファイトケミカル」のケルセチンやポリフェノールです。ファイトケミカルとは最近注目されている野菜や果物などから発見された化学物質です。抗酸化力や免疫力アップに大変優れた効果が期待される物質です。有名なところでは緑茶に含まれるカテキン、ニンジンに含まれるカロテン類、大豆に含まれるフラボノイドなどで現在約1500種類ほどが分かっていて、研究が進むとさらに多くのものが発見されるだろうと言われています。

リンゴの「ファイトケミカル」効果の研究で分かってきたこと

◎フィンランドの国立公衆衛生研究所のポール・クネクト博士によりますとリンゴを好んでよく食べている人は肺ガンになる危険性が60%、喘息は25%、糖尿病は20%も低くなると発表しているようです。

◎アメリカのダナ・ファーバー癌研究所によると乳ガン、肺ガン、咽頭ガンの予防効果があると報告しています。

◎富山医科薬科大学の研究では、直腸ガンや結腸ガンの抑制効果があると報告しています。

「ファイトケミカル」以外の成分もたっぷり

ビタミンCやビタミンE、ビタミンBの一種であるナイアシンや複数のビタミンB類、カリウム、リン、マグネシウム、カルシウムなどのミネラル分も多く含まれています。もちろん食物繊維もたっぷりです。これらの栄養素はそれ自体カラダにとてもいい上に、ファイトケミカルがはたらくのを助けるので病気の予防効果がとても高いと言えるのです。

リンゴの効果・効能は幅広く期待できる

リンゴの皮に含まれるフェノール化合物は動脈硬化を防いでくれることが分かっています。心筋梗塞や脳梗塞の予防にも期待できます。胆汁のコレステロールが多すぎると胆石になりやすいと言われています。食物繊維を多く含んだリンゴは胆石予防にも効果が期待されます。食物繊維が多く含まれ、適度な水分を含んでいるので便秘や下痢にも効果が期待できます。リンゴに含まれている抗酸化物質によって白内障の予防が期待できます。

マウスによる実験段階ではありますが、神経伝達物質であるアセチルコリンが増加するという報告があります。そこからアルツハイマーを予防にも効果があるのではと推測されています。このように色々な効果が期待できるスーパーフルーツ「リンゴ」ですが身近で手軽に手に入る感があって普段見落としがちです。この冬はリンゴを積極的に楽しんでみてくださいね。


writer:Masami