ランキング3位のディミトロフは若手注目株のルブレフをなんとか封じ込め4回戦に進出[全豪オープン]

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テニスのグランドスラム「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月15〜28日/ハードコート)の5日目、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)とアンドレイ・ルブレフ(ロシア)は3回戦で対戦し、6-3、4-6、6-4、6-4で苦しみながらも、勝利を手にした。試合時間は3時間4分だった。

ディミトロフは昨年のツアー最終戦の「ATPファイナルズ」で優勝して、ランキングも1月15日付けで3位につけるなど、勢いに乗っている。「ベビーフェデラー」とも呼ばれたオールラウンダーで、力強いサーブやフォアのストロークを中心に展開する。

一方のルブレフは、若手の中でも今後の活躍の期待される、いわゆる「ネクストジェン」の一人だ。「全米オープン」ではディミトロフ、ゴファンを破って8強入りしたほか、「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」にも出場するなど、活躍の舞台を広げている。

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試合は次世代のエース候補が先行して始まった。ディミトロフは1ゲーム目の自身のサービスゲームでラリーでのミスを重ねて、3ブレークポイントを握られた。サービスエースなどで2ポイントを挽回するも、巻き返しはそこまで。ルブレフは1ゲーム目から、1ブレークアップのリードをつかみ、自身のサービスゲームもキープする、これ以上ないスタートを切った。

しかし、ディミトロフは4ゲーム目に、ルブレフのミスヒットなどもありブレークして、ゲームカウントをイーブンに戻した。

その後、1セット目の行方を分けたのは第8ゲームだった。ルブレフが2度のダブルフォルトなどでデュースに持ち込まれると、ディミトロフが3度目のデュースでアドバンテージを握った。続くポイントで、強打にルブレフがたまらずスライスで返球すると、ディミトロフがフォアストロークでのエースにし、ブレーク。1ブレークアップのリードを確保した格好だ。

続くサービスゲームをディミトロフがキープして、6-3で1セット目を締めくくった。

2セット目の動きは序盤から現れた。ディミトロフはアドコートでのリターンで、コースを読んでエースにするなど、2ブレークポイントを握った。いったんはデュースに追いつかれたものの、ディミトロフのリターンでなんとか触ったボールが幸運にも深く、ルブレフにとって返しにくい球となると、たまらずルブレフはロブ。ディミトロフはスマッシュでポイントを取り、アドバンテージを握る。ルブレフのミスが重なり、ディミトロフが1ブレークリードを取った。

しかし、ディミトロフはこのリードを守れず、第8ゲームでブレークを許したほか、第10ゲームでも2度のダブルフォルトでゲームを始めてしまうなど、リズムに乗れない展開となった。デュースに入ると、バックハンドのサイドアウトに加えて、ラリーでもミスが出てブレークを許した。これが決め手となり、ルブレフが2セット目を、6-4取得した。

第3セットでは、ディミトロフもルブレフも中盤まで1ブレークずつのイーブンで試合は進展。6ゲーム目でルブレフがブレーク。

7ゲーム目でディミトロフがリターンゲームでの30-30から、ルブレフのアウトミスと、コードボールを相手のチャンスボールにしてしまう不運も重なり、すぐさまブレークバック。結局、9ゲーム目に再びディミトロフがブレークし、3セット目も手に入れた。

第4セットは一転して引き締まった展開になるものの、ディミトロフが7ゲーム目をブレークして、優勢を築いた。そのままルブレフは、追いすがれずに、ディミトロフに逃げ切りを許し、試合が決着した。

ディミトロフはニック・キリオス(オーストラリア)と対戦する予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真はルブレフに勝利して喜びを爆発させるディミトロフ
(Photo by Quinn Rooney/Getty Images)