生命の樹 ※画像はイメージ

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大阪のシンボルとして親しまれる「太陽の塔」。1970年の日本万国博覧会閉会に伴い非公開となった内部が、修復を終え48年ぶりに常時公開される!内部では、当時と同じように「生命の賛歌」が流れていて、高さ41mの「生命の樹」や古代生物などの模型が展示される。また、行方不明の「地底の太陽」も原寸大で復元・再生。設計した岡本太郎が音響や導線にまでこだわった内部は、全体が一つのミュージアムのように!万博開催期間の183日間しか公開されなかった内部だけに大きな注目が集まっている。予約は1日の入場人数の制限があるので、すでに争奪戦となっており、予約サイトにアクセスしづらい状況になっている。

【写真を見る】「太陽の塔」内部公開で展示される「第4の顔=地底の太陽」

一般予約は「太陽の塔オフィシャルサイト(taiyounotou-expo70.jp/guide/reserve/)」で1/19(金)から受付中。要予約で先着順。入場は1時間160人まで。内部公開は18年3/19(月)から。

内部の見どころも多く、まず注目すべきは「第4の顔=地底の太陽」。これは、「太陽の顔」「黄金の顔」「黒い太陽」の3つの顔に続く、「第4の顔」として、テーマ館地下空間「いのり」に展示されていたもので、万博閉会後に行方不明になっていたが、内部再公開を機に復元。

「生命の樹」は、生命を支えるエネルギーの象徴であり、未来に向かって伸びる生命の力強さを表現している。周りには、生物の進化を表す生物模型が展示されている。鉄鋼製の「生命の樹」は高さ約41m。幹や枝に、アメーバなどの原生生物からマンモスまで183体の生物の模型が付けられる。

「生命の樹」の周りには恐竜や三葉虫など、さまざまな模型約183点が展示されている。なかには、当時動いていた模型もあり、そのなごりも。

太陽の塔は、芸術家・岡本太郎がデザインした建造物で、未来を表す「黄金の顔」、現在を表す正面の「太陽の顔」、過去を表す背面の「黒い太陽」の3つの顔を持っている。シンボルゾーンのほぼ中央にテーマを表現するテーマ館の一部として建てられたのが「太陽の塔」で、閉会後には取り壊される予定だったが、撤去反対の署名運動もあり、今なお大阪のシンボルとして立っている。(関西ウォーカー・関西ウォーカー編集部)