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もくじ

ー LED、より凝った意匠 外装も存在感しめす
ー MQBの使用で室内広く Q2との差別化も
ー インテリア、Q2と共有 荷室は440ℓほどか
ー ガソリン/ディーゼルは直4 電化も視野

LED、より凝った意匠 外装も存在感しめす

2代目アウディQ3は、ことし7月、欧州で販売がはじまる。つまり開発も最終段階。スカンディナヴィアの冷えた環境下でテストする姿をキャッチした。

とりわけ目を引くのは、あたらしい前後ライトのデザインだ。LEDはさらに凝ったデザインに。いずれもエッジが効いていることが確認できる。

あわせてボディデザインもアグレッシブなものになるはずだ。シングルフレームのグリルはより存在感を増し、ヘッドライト自体も上下に薄くなる。前後バンパーも深くえぐられたものになるだろう。

ホイールアーチも強く存在感を示す。ショルダーラインも外に張り出すものとなるはず。

MQBの使用で室内広く Q2との差別化も

そのほかのフォルクスワーゲン・グループの兄弟モデルであるティグアンやスコダ・コディアック、セアト・アテカと同じくアンダーピニングは大きく変わる。

目的は室内スペースの拡大と、最新のドライバーアシストシステムを備える電動アーキテクチャーを収めるため。弟分のQ2との明確な差別化のためでもある。

公式なディメンションはわかっていないが、全長は約4450mm、全幅は1840mm以上であることが有力。前者は60mm、後者は30mmの拡大となる。

ちなみにQ2の全長は4190mm、全幅は1790mm。
兄貴分のQ5の全長は4660mm、全幅は1890mm。

同グループ内で広く用いられているMQBプラットフォームを用いることで、現行モデルよりも50kg以上軽くなる。

インテリア、Q2と共有 荷室は440ℓほどか

インテリアは最新のA3がすでに採用している、あたらしい言語のものから強く影響を受けることになるはずだ。

たとえば「アウディ・バーチャル・コックピット」やヘッドアップ・ディスプレイ、9.2インチのインフォテインメントシステム(Apple CarPlay/Android Auto)、ワイヤレスのスマホ充電なども盛りこまれることも考えられる。

後部座席はホイールベース増の恩恵を受けて広くなり、肩周りのゆとりは前後ともに増す。リアのオーバーハングもわずかに長くなるため、トータルでは440ℓの荷室容量になることも予想される。

ガソリン/ディーゼルは直4 電化も視野

駆動方式はFF/4WDの2種。トランスミッションは欧州仕様の場合、7速デュアルクラッチ/6速マニュアルの2本立て。

エンジンはもっともパワフルなもので2.5ℓ直列5気筒ターボ(約400ps)。これはSQ3に組み合わさるだろう。

そのほかのガソリンエンジンは、まず1.5ℓ4気筒ターボ。既存の1.4ℓ4気筒の後継ユニットにあたり、130/140psの2本立てになることが有力視される。

マーケットは絞られることになるだろうが、2.0ℓ4気筒ターボユニットの改良版(250psほど)も採用されよう。

またディーゼルの未来が危うい今でも2.0ℓ直列4気筒コモンレールディーゼルも搭載されることが予想される。150/190/240psの3本立てで、SCR/アドブルーなどを組みあわせて環境対応をおこなう。

中国のレギュレーションに対応するために、電力を利用したQ3も用意され、BMWやフォルクスワーゲン、また華晨汽車(ブリリアンス・オート)のライバルに勝負を挑む。

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