画像提供:マイナビニュース

写真拡大

メルセデス・ベンツが好調だ。2017年の販売台数はグローバルで前年比9.9%増の約230万台、日本では同1.2%増の6万8,215台と双方で過去最高を達成。日本では今年も、「Eクラス カブリオレ」を皮切りに10車種以上の商品を投入する予定で、台数としては2017年越えを狙っていくという。

○ネットでも9台販売! メルセデスの2017年

年頭記者懇談会に登場したメルセデス・ベンツ日本(MBJ)の上野金太郎社長は、2017年の好調要因を「安定した販売のネットワーク、積極的なマーケティング、数々の新車投入の相乗効果だ。中核モデルのEクラス、昨年発表したフラッグシップモデルのSクラス、そしてSUVが好調に推移した。最量販モデルCクラスも小型車を中心に堅調だった」と振り返った。輸入車では3年連続、プレミアムカーセグメントでは5年連続のナンバーワンを獲得したそうだ。

上野社長が語った昨年の取り組みで印象的だったのは、オンラインストアの状況だ。限定モデルをラインアップしたオンラインストアには昨年1年間で17万件のアクセスがあり、実際に9件の契約が成立したという。ここ最近、クルマを購入する人はネットで丹念な情報収集を行う傾向があり、実際にディーラーを訪れる頻度は減ってきていると聞いたことはあるが、メルセデス・ベンツのような高級車をネットで注文することも、すでに起こり始めていることに少し驚いた。上野社長によると、今年はオンラインストアの取り扱い車種を増やす方針だという。

○他のベンツにも乗れる! シェアカー・プラスがスタート

今年から新たに始める取り組みで注目したいのが「Share Car Plus」(シェアカー・プラス)というサービスだ。メルセデス・ベンツで新車を買うと、購入者は3年間、無料の総合保証プログラム「メルセデス・ケア」に加入することができるのだが、その期間中、購入したモデルとは別のクルマを3回、無料で週末に借りられるというのがシェアカー・プラスの概要。「夫婦2人の生活でコンパクトモデルを購入されたお客様が、ご友人とキャンプにお出掛けの際、(同サービスで借りた)大型のSUVで出掛ける」といった使い方が可能と上野社長は説明した。

メルセデス・ジャパンでは小型車戦略やファイナンス商品による月額訴求などにより、若年層(といっても30〜40代らしいが)の新しい顧客の開拓を図っている。例えば「Aクラス」あたりでメルセデス・ベンツへのデビューを果たした顧客が、シェアカー・プラスで借りたスポーツカーなりSUVなりの乗り心地を忘れられず、将来的に上位モデルのメルセデスを購入する可能性は考えられる。シェアカー・プラスは「コスト的に安い取り組みではない」(上野社長)そうだが、エントリーモデルで接触した新たな顧客を、メルセデスの継続的な顧客として囲い込むことに一役買いそうなサービスだ。