ネイマール、衝撃の4G2AもPK蹴りブーイング浴びる PSG同僚は擁護「残念な出来事」

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カバーニの記録更新を見たかったファンが不満示す

 パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールは、現地時間17日に行われたリーグ・アン第21節ディジョン戦で、“5人抜き弾”を含む4ゴール2アシストと圧巻のプレーぶりを見せた。

 その一方で4点目となるPKを同僚のウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニに譲らず、自らが蹴ったことがまた騒動となっている。

 試合はネイマールのお膳立てからアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアの先制点で幕を開けると、ネイマールは後半28分までにハットトリックを達成。3点目は得意のドリブルで、相手マーカー5人を翻弄するスーパーゴールだった。

 ただ、問題が起きたのは7-0で迎えた同38分のことだった。PSGがPKを獲得すると、キッカーを務めたのはネイマール。しかし本拠地パルク・デ・プランスに詰めかけたファンは、不満気な野次を飛ばした。前半21分にゴールを決めたカバーニが、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが持つクラブ通算得点記録となる156ゴールに並んでおり、目の前で記録更新を見たいファンが納得できなかったようだ。

 8得点の大勝劇を飾りながら、まさかのブーイングを浴びたネイマール。英公共放送「BBC」によれば、指揮官やチームメイトは擁護している。

エメリ監督「PKを蹴るに値した」

 DFトーマス・ムニエは「ちょっと残念な出来事だったよね。彼は今日、チームのために多くのことをやってくれたし、彼にブーイングが飛んだって事実は良いこととは言えない。ほとんどの選手が、同じリアクションをしたんじゃないかな」とした。

 一方、チームを預かるウナイ・エメリ監督も「ネイマールにとっては素晴らしい日だった。PKを蹴るに値したし、満足している。今後カバーニはもっと決定機を手にできるだろう」と両者への配慮を見せることになった。圧巻のプレーを見せてもエゴイスト扱いされてしまうネイマール。果たしてパリのファンから、本当に認められる日は来るのだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images