米国生まれ、米国育ちの日本人? カート・キタヤマが暫定首位発進(撮影:村上航)

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<SMBCシンガポールオープン 初日◇18日◇セントーサゴルフクラブ セラポンコース(7,398ヤード・パー71)>
雷雲接近のためサスペンデッドとなったアジアンツアーと国内男子ツアーの共同主管大会「SMBCシンガポールオープン」の第1ラウンド。両ツアーの実力者がしのぎを削ったこの日に暫定首位に立ったのは、2017年「マスターズ」覇者のセルヒオ・ガルシア(スペイン)、10年「全英オープン」覇者のルイ・ウーストハウゼン(南アフリカ)ら優勝候補たち。その中に、ある日本人?の名前があった。カート・キタヤマ。今月の14日に誕生日を迎えたばかりの25歳だ。

米国男子ツアー通算13勝のアダム・スコット(オーストラリア)、同5勝のライアン・ムーア(米国)らを輩出した名門・ネバダ大学ラスベガス校出身のキタヤマは、卒業後の15年にプロ転向。16年から米国下部ツアーに参戦するも、昨年は賞金ランク101位と振るわずに今季の出場権を獲得できず。新たにアジアンツアーを戦いの場に選び、先週行われたアジアンツアーQTのファイナルでは3位タイに入り、一定数の試合には出場が見込まれるが、今週はマンデートーナメントをトップで突破。本戦出場を果たした。
生まれはカリフォルニア州のチコだが、そのルーツは日本にある。父は日系米国人、母は和歌山県の出身で、多くの親族が同県で暮らしているという。「最後に日本に行ったのは、ハイスクールを卒業した7年前、2011年です。母も故郷に行きたがっているので、今年はアジアンツアーから日本の共同主管競技に出られればいいですね」と意気込む。ちなみに、日本語はほとんど話せないそうで、「オハヨウゴザイマス、アリガトウ、それぐらいですね」とのことだ。
日本・アジア両ツアーへの出場経験はないが、ガルシア、ウーストハウゼンらメジャーチャンプ二人と同位置の暫定首位タイ。堂々たるツアーデビューとなった。「目標はトップ5に入って、来週の出場権を獲得することです。今年はアジアの国々で色々な経験をしたいと思っています」と、異国の地を転戦して腕を磨いていく和製米国人に注目だ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

アジアンツアー ファイナルQT 最終成績
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