Image: James Gathany/CDC

我慢せず思いっきりくしゃみしましょう!

BMJ Case Reportsにて発表されたレポートによると、私たちにとってとても身近でよくやりがちなことが、実はえらい大変な事態に繋がる可能性があるそう。それは「くしゃみを我慢すること」。まわりに気を使って鼻と口をふさいでくしゃみを抑えようとすると、喉に穴が開いてしまうことがあるそうです。怖っ!

レポートでは、実例をあげてくしゃみを我慢することの危険性が説明されています。

イギリスに住む健康な34歳の男性が口と鼻を押さえてくしゃみを我慢した直後、喉にパチッという痛みを感じました。救急救命室に着くころには声が出なくなり、つばを飲み込むことも困難な状態に… お医者さんに見てもらうと、首の奥の方からコツコツという音まで聞こえてきたとのこと。

のちの画像診断では、くしゃみを我慢して飲み込んだことで咽頭に穴が空いてしまったことがわかりました。コツコツという音は空いた穴から通った空気の泡が、首の軟組織と肺に当たっていた音だったのです。想像するのも恐ろしいですね。

のどの奥と胸に感染がおよぶ危険があったため、男性はすぐに入院。食事は管を通しておこない、抗生物質の投与がされました。ラッキーなことに、7日目には喉の穴もふさがり始めてそのまま回復したとのことですが、彼はもう絶対にくしゃみを我慢してはならず、検査通院も必要になってしまいました。

もちろんこんな症例はとても珍しいのですが、咳、嘔吐、くしゃみなどは管こう内に衝撃を起こし、声帯に圧を与えることがあります。これらを我慢することは、喉や胸に損傷を与えるだけでなく、鼓膜を破る、脳血管を破るなど、死に繋がることもあるのです。

くしゃみを我慢する音って外から聞いていると結構笑えますし、そんなことで死んでしまったらたまりませんよね。ティッシュを使ったり、手で押さえるなどして堂々とくしゃみをしましょう!



Image: James Gathany/CDC
Source: The BMJ

Ed Cara - Gizmodo U[原文]

(岩田リョウコ)