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矢野経済研究所は1月16日、国内FX「外国為替証拠金取引」の動向調査の結果を発表した。調査は2017年10月〜12月、商品先物会社、FX専業会社、証券会社、ネット銀行等を対象に、直接面談ならびに電話・E-mail等によるヒアリングによって行われた。

○2017年3月期のFX市場の動向

2017年3月期の市場規模(預り証拠金残高)は、前年同期比4.8%増の1兆3,178億9,900万円となった。為替相場が大きく変動し、投資家の資産が減少する場面もあったが、年度後半の円安基調が投資を促進した結果、前年同期比で増加に転じた。

口座数は同8.8%増の626.1万口座。積極的なセミナーの展開、新興国通貨の追加とこれら通貨のスプレッドの狭小化など、投資意欲喚起に努め、依然として新規顧客の口座開設が続いているものの、その伸びは鈍化傾向となっている。

年間取引高については、同3.4%減の4,835兆7,124億円と推計。為替相場の変動が大きかったが、変動の割には先行き不透明感が強く投資家の様子見が続いた結果、減少となった。

○2018 年3 月期の市場予測

今後については、FX業界で、米ドル/円取引への偏重から新興国通貨などのスプレッド狭小化による分散投資を進めている点や、新たな投資家の開拓を図るために商品の多様化やスマートフォン向けの取引ツールの充実が図られている点など、こうした企業姿勢や取引環境の向上、為替相場変動要因となる事象の発生などの動向から、2018 年3 月期の市場規模(預り証拠金残高)は前年同期比3.8%増の1兆3,674億円、口座数は同6.5%増の667.1万口座、年間取引高は同11.2%減の4,293兆円と予測している。